ソース原理[入門+探求ガイド]――「エネルギーの源流」から自然な協力関係をつむぎ出す
ステファン・メルケルバッハ(著), 青野英明(訳), 嘉村賢州(訳)
定価 | 2750円(税込) |
頁数 | 264頁 |
判型・製本 | A5変形判 並製 |
発売日 | 2024/10/19 |
ISBN | 9784862763495 |
発行 | 英治出版 |
内容紹介
プロジェクト、組織、人生キャリア……
停滞を乗り越える鍵は、驚くほどシンプルだ。
役職でもスキルでもなく、
創造の源(ソース)に目を向けることで
人と組織のポテンシャルが花開く。
次世代型組織のリーダー・実践者に広がる「ソース原理」
そのエッセンスと探求法を第一人者がわかりやすく解説。
ビジョンと次の一歩を生み出すガイドブック付き
【事業創造・チームワークを捉え直す「ソース原理」とは?】
500人以上の起業家・経営者による研究からピーター・カーニックが見出した、「人がビジョンを実現しようとするプロセス」を捉える原理原則。
ソースあるいはソースパーソンとは、「何らかのイニシアチブを始めた、つまりその『源(ソース)』となった人」。
そのイニシアチブとそれぞれの人生が共鳴する人々が集まり、さまざまな役割を担いながら活動を展開する。
1人ひとりの「創造の源(ソース)」に目を向けることで、創造力とエネルギーあふれるチームづくり&プロジェクト運営が可能になる。
『ティール組織』著者フレデリック・ラルー氏もリーダーの新たな役割として度々言及しており、新しい組織・チームづくりの実践者が注目している。
本書は、そのエッセンスをわかりやすく解説した[入門編]と、自分とイニシアチブのソースを探求する[探求ガイド編]の2パートで構成された画期的な1冊。
目次
[入門編]
訳者まえがき
序文 旅立ち――初心
Part 1 ソースとつながる
1 ソースは誰なのか?
2 ソースパーソンの役割
3 ソースであることを自覚し、自己と向き合う
Part 2 ソースのレスポンシビリティを共有する
4 グローバルソースとサブソース
5 ソースが集団を発展させていく
6 誰もが自分の人生のソースである
Part 3 ソースを受け渡す
7 時が来たら、受け渡す
8 段階的にソースを受け渡していく
9 損得よりも自分の感覚を信じる
エピローグ 愛の原則
あとがき 変わりゆく時代(ピーター・カーニック)
本書に寄せて ソースの風景と言葉(ヴィンセント・デルフォセ)
謝辞
日本語版の謝辞
巻末資料
[ガイド編]
はじめに
全体像――ソース原理のおさらいとソースジャーニー
ステージ 0 準備――価値観を明確にして生きる
[ワーク]価値観の探求とエピソードの共有
ステージ 1 コール――アイデア・直感・ひらめきを受け取る
[ワーク]コールの感覚を理解する
ステージ 2 コールに応える――リスクを取って一歩踏み出す
[ワーク]コールに応えたときの自分を思い出す
ステージ 3 旅を始める――次の一歩を明確にして歩む
[ワーク]迷いの感覚を思い出す
ステージ 4 盟友たち――レスポンシビリティを共有する
[ワーク]フィールドマッピング
ステージ 5 ドラゴンと向き合う――ソースの病理
[ワーク]何がエネルギーの停滞を生んでいるか?
ステージ 6 帰り道――自分と向き合い、全体性を取り戻す
[ワーク]全体性を取り戻す
ステージ 7 次の旅へ――イニシアチブの終わりとソースの受け渡し
[ワーク]ソースの受け渡しを探求する
おわりに
著者
【著者】
ステファン・メルケルバッハ Stefan Merckelbach
Ordinata創設者
オランダのフリブール出身。フリブール大学とジュネーブ大学で哲学の研究に没頭。それ以来、哲学を活かすために理論家としてよりも実践者として活動することを決意。インターネットの黎明期にIT企業でコンサルティング事業を任されたのち、2001年にOrdinataを起業。自身のパートナーと共に、集合知と企業文化を発展させる支援をクライアント企業に提供している。他にも小学校設立など、いくつかの非営利団体の経営にも携わる。
【翻訳・監修】
青野英明 Hideaki Aono
Flaming Heart株式会社代表取締役/青野税理士事務所代表/株式会社令三社取締役
1978年茨城県生まれ。人生はオカネじゃないやりがいだ、と進学せずにバンド活動にのめり込むが、稼げないがことを理由に辞める。このことがきっかけとなり、オカネと人の心について学ぶため、そのプロである税理士となる。2009年より独立し、税金の計算のみならず、企業と人の永続的発展のためのコンサルティング業務を行っている。自然界のデザインに沿って自分らしい生き方を支援するのが何よりの喜び。内面の投影と向き合う「マネーワーク」と、ソースとしてよりよい旅路を歩む「ソースワーク」を日本で広げるべく活動中。
嘉村賢州 Kenshu Kamura
場づくりの専門集団NPO法人場とつながりラボhome's vi代表理事/株式会社令三社取締役
2008年にhome's vi設立。当時はまちづくり(京都)や組織開発ファシリテーターとしての活動が中心であったが、2014年の1年間のサバティカル休暇をきっかけにティール組織をはじめとする進化型組織の研究や普及に主軸を移す。現在は「未来の当たり前を今ここに」をテーマに、進化型組織関連の活動に加え、北海道美瑛町のまちづくり支援に携わっている。2023年に第一子が生まれたことをきっかけに、大幅に活動を制限し、家族中心で子どもから生き方を学ぶ生活にシフトしようとしている。
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