内容紹介
やりたいことがある人を応援したい。
挑戦している人を応援したい。
これが本書を世に出すことになった著者の一番の想いです。
事業やプロジェクトをしていると、必ず行き詰る場面があります。そんな時、業界や職種を問わず行き詰りを打破できる最強のビジネススキルが「相談する力」です。一般的に相談と聞くと「報連相」をイメージしますが、それとは一線を画します。
■本書の「相談」の特徴
【 目的 】「思い通りに進めるため」ではなく「思い込みを外すため」
【プロセス】「正解」ではなく「共感」
【 関係性 】「タテの関係」ではなく「ヨコの関係」
【 成果 】「解決する」ではなく「ネクストアクションを見つける」
相談相手の視点や経験に基づく情報を参考にしながら、一緒に考えてもらうことで、ネクストアクションへとつながっていき物事が前に進みます。その過程で共感してくれる相談相手が仲間になり小さなうねりが大きな成果へと繋がっていくのです。
「自力」をやめると事業が動き出す。協業、共創、オープンイノベーション…正解がないからこそ、一人ではなくみんなで考える。「相談」こそが今の世の中に必要な最も求められているビジネススキルではないでしょうか。
目次
はじめに なぜ相談が、自分の限界を超えるための最強スキルなのか?
序章 なぜ相談によってやりたいことが実現するのか
――事業やアイデアを前進させるための3つの段階
第1章 なぜ相談するのか WHY
――「みんなで考えて行動する」ことで得られる4つのメリット
1 「思い通りに進める」ためでなく「思い込みを外す」ために
2 「行き詰まった状況」を乗り越えるために
3 教えてもらうのではなく、応援し合うために
4 解像度を上げるために
第2章 いつ相談するのか WHEN
――「物事を前進させる」ための3つの相談タイミング
1 物事が行き詰まらないようにするための「予防相談」
2 物事が行き詰まってからする「対処相談」
3 偶然を活かす「種まき相談」
第3章 誰に相談するのか WHO
――ネクストアクションにつながる相談相手とその選び方
1 「気軽に相談できる人」に相談する
2 「専門性の高い人」に相談する
3 「多面的に見てくれる人」に相談する
4 「相談のための相談ができる人」に相談する
・相談相手に選ばないほうがいいのはどんな人か
・意思決定権が自分にない場合はどうしたらいいのか
・一人の相談相手にこだわらない
第4章 何を伝えるのか WHAT
――相談において必ず共有すべき3つのポイントとその伝え方
1 どんなときでも伝えるべき「目的」と「原体験」
2 3つの「現在地」ごとに伝え方はこう変える
第5章 どう聞いて動くか HOW
――相談で得た情報を最大限に活かす「聞き出し方」と「受け止め方」
1 情報の聞き出し方
2 情報の受け取り方
終章 相談を成功に導く3つの習慣
1 ネクストアクションが決まらないときは「一つ手前のプロセスに戻る」
2 自然体で臨むことが、偶然の導きを生む
3 相談には「成功」も「失敗」もない
おわりに――人生を変える「相談の力」
著者
山中 哲男 (やまなか てつお)
1982年兵庫県生まれ
事業開発、事業戦略立案を専門としている。
新規事業開発支援、既存事業の戦略立案をハンズオンで支援するトイトマを創業し、代表取締役に就任。同時期、米国ハワイ州にて日本企業に対し、海外進出支援、店舗M&A仲介にも従事し、丸亀製麺の海外1号店などを支援。
地域開発の新たなファイナンススキームを構築し展開するため、NECキャピタルソリューションと共にクラフィットを創業し代表取締役に就任。
ヒューマンライフコード、ダイブ、バルニバービ、フィット、ミナデインの社外取締役も務める。大阪・関西万博2025での様々な取り組みをレガシーとして残すため、経産省、内閣官房、博覧会協会と連携し、支援チームを発足。