すべての子どもに「話す力」を――1人ひとりの未来をひらく「イイタイコト」の見つけ方
竹内明日香(著)
価格 | 1,980円(税込) |
頁数 | 256頁 |
判型・製本 | 四六判 並製 |
発売日 | 2022/05/26 |
ISBN | 9784862763082 | 発行 | 英治出版 |
内容紹介
「伝わった!」は、一生ものの自信になる。
学年とともに言えなくなる意見、出せなくなる個性──
子どもに宿る可能性は、「プレゼン力」で開花する。
「学力」や「普段の生活」まで変えるこの力は、どうすれば育めるのか?
受講者40,000人以上、公教育の場でリピートされる人気プログラムのエッセンスを凝縮!
多数の実績・受賞歴を持つ注目の活動家が、経験のすべてを詰め込んだ渾身の1冊。
★木村泰子氏(大阪市立大空小学校 初代校長)推薦!
「『すべての子どもに「話す力」を』、このタイトルを目にした瞬間、感動が走りました。すべての子どもが「話す力」をつければ社会はどれだけ変わるでしょうか。学校を「イイタイコト」が言える豊かな学びの場に変える一冊です。
★著者受賞歴
経済産業省「キャリア教育アワード」中小企業の部 優秀賞(2015年)
日本財団ソーシャルイノベーター2018
2020年度 オンライン学校 最優秀賞
【「話す力」のHow】 どうすれば子どもの「話す力」を育めるのか?
900社以上と仕事をし、数多くの企業のプレゼンを支援......
ビジネスの世界での豊富な経験を生かし、日本中の学校を回りながら8年かけて練り上げた子ども向けプログラム。
その実践法と哲学を、「考える」「伝える」「見せる」の3ステップで解説!
子どもが安心して発信できる環境づくり・声かけの例も。
★例
・《考える》何よりも大事な「イイタイコト」を見つける4ステップ / イイタイコトを見つけやすくする4つの習慣 / 論理(ロゴス)では足りないパワーを補う「ストーリー」の力
・《伝える》声が小さい子の2つの類型 / 道具いらずですぐにできる3つの発声トレーニング / 「音読」を「プレゼン」にするために
・《見せる》「新聞づくり」との違いを意識しよう / 美術館以外に行くべきところ / デザインは最終行程「ではない」
・《「話せるクラス」に必要なこと》心理的に安全な環境をつくる / 奥手な子も発言できる「オンライン・チャット」の意外な力 / こんな子がいたら──ケースごとの寄り添い方
・《大人の私たち一人ひとりにできること》「第三の大人」だからこそ見つけられるものがある / 「いえいえ、ウチの子なんて」という謙遜をやめよう / 大人が失敗を堂々と見せよう
......など
【「話す力」のWhy】 「話す力」はなぜ重要で、どうしていまの日本では育たないのか?
どんなに能力が高くても、最後の最後に「話す力」だけが足りずに挫折する──
受験面接、就活、ビジネス現場のプレゼン......
いずれ子どもたちが通るさまざまな場面での苦難を目の当たりにしてきた著者が、豊富な現場エピソードとデータから提言。
「正しさ」よりも「好き」を力強く語れる教育・社会のあり方とは?
そのために必要な「社会・文化」「教育政策」「学校経営」「授業現場」の4層のチャレンジとは?
★例
・《なぜいま「話す力」は重要なのか》世界を動かしたあの人も、もともとは話せなかった / 話す力は成績も上げる!?──プレゼン授業を導入した学校で起きた奇跡 / 自己効力感──話す力が育む一生ものの力 / 「社会は変えられる」と思う子は2割以下!? / 就職でますます重要視される力 / 可能性を生かすための最後の一歩
・《社会・文化のチャレンジ》話さなくても通じやすい環境 / 年長者に意見できないヒエラルキー構造 / 話すことを禁じるコロナ禍
・《教育政策のチャレンジ》話す力を重視するカリキュラムの欠如 / イデオロギーの対立と、「学力」への執着 / 教育予算の不足
・《学校経営のチャレンジ》保護者への説明責任から生まれる「評価」のプレッシャー / 心理的安全性の欠如 / 先生の余裕が生まれない構造
・《授業現場のチャレンジ》意見表明の機会がない国語の授業 / 失敗が許されない雰囲気 / 作文教育・音読教育の影響
......など
目次
第1章 どんな子でも、話せるようになる
第2章 教育のラストワンマイル──なぜいま「話す力」は重要なのか
第3章 考える力──一番多くの時間を割くべきところ
第4章 伝える力──日本人の弱点、けれど鍛えれば即効性があるもの
第5章 見せる力──陥りがちな罠に注意、けれど絶大なパワーを持つもの
第6章 「話せるクラス」に必要なこと
第7章 4層のチャレンジ
第8章 大人の私たち一人ひとりにできること
第9章 「話せる国」に向かって
目次
第1章 どんな子でも、話せるようになる
第2章 教育のラストワンマイル──なぜいま「話す力」は重要なのか
第3章 考える力──一番多くの時間を割くべきところ
第4章 伝える力──日本人の弱点、けれど鍛えれば即効性があるもの
第5章 見せる力──陥りがちな罠に注意、けれど絶大なパワーを持つもの
第6章 「話せるクラス」に必要なこと
第7章 4層のチャレンジ
第8章 大人の私たち一人ひとりにできること
第9章 「話せる国」に向かって
著者
[著者]竹内明日香(たけうち・あすか)
一般社団法人アルバ・エデュ代表理事
東京大学法学部卒業。日本興業銀行(現みずほ銀行)にて国際営業や審査等に従事後、独立し海外投資家向け情報発信や日系企業のプレゼン支援を提供して今日に至る。2014年、子どもの「話す力」の向上を目指す一般社団法人アルバ・エデュを設立。法人向けに培ったメソッドを応用し、授業やセミナーを展開。2020年のコロナ禍を機に「オンラインおうち学校」を開始。2022年現在、話す力を育むプログラムを10の自治体に導入している。株式会社日陸(2022年10月1日よりNRS株式会社)社外取締役。公立小元PTA会長。一般社団法人未来の先生フォーラム理事。音羽の森オーケストラ「ポコアポコ」主宰。小学校低学年まで海外在住。二男一女の母。