Book
世界一大きな問題のシンプルな解き方――私が貧困解決の現場で学んだこと
Tax included.
ポール・ポラック(著), 東方雅美(訳), 遠藤謙(序文), 槌屋詩野(解説)
価格 | 2,420円(税込) |
頁数 | 336頁 |
判型・製本 | A5変形判 並製 |
発売日 | 2011/06/14 |
ISBN | 9784862761064 | 発行 | 英治出版 |
内容紹介
15カ国、2000万人の貧困脱却を可能にした単純かつ大胆な解決策とは――?
「残りの90%の人たちのためのデザイン」を提唱し、スタンフォード大学やMIT(マサチューセッツ工科大学)など最先端の研究者から絶大な支持を集める社会起業家が贈る、本当に貧困を解決したい人たちへのメッセージ。
30年間にわたり現地の人びとと対話し続けて培ったデザイン・ノウハウの全てを大公開。
「世界を変える仕事」のリアルな姿が見えてくる!
【ポイント】
・貧困を解決するビジネスモデルをつくるときに考えるべき点を分かり易く説明
・実際に途上国の農家で行ってきた製品開発・市場開拓・マーケティングのプロセスを公開
・農業だけでなく、都市のスラムにおいても貧困解決に向けた独創的かつ現実的なアイデアを提案
複雑にとらえられがちな貧困問題を解決するために私たちが考えるべきことはたった1つ――収入向上に他ならない! 世界を変えるイノベーションを生み出すためには、机に座ってじっと悩んでも始まらない。現地に飛びこみ、現地の人たちの話を聞けば、自ずと答えは見えてくる!
目次
答えは単純で当たり前のこと
現実的な解を導く12のステップ―誰にでも実行可能なこと
3つの誤解―なぜ、貧困をなくすことができないのか?
すべては「もっと稼ぐこと」から―ネパール農家は訴える
残りの九〇%の人たちのためのデザイン―現場からニーズを掘り起こす
新たな収入源を求めて―一つの作物では解決できない貧困
水問題を解決するイノベーション―あらゆる場面で生産性は向上できる
一エーカー農家から世界が変わる―冬にキュウリが育てられる!
主役は貧しい人たち―商品が売れる市場をつくる
スラムの可能性―誰にでもチャンスは開かれている〔ほか〕
現実的な解を導く12のステップ―誰にでも実行可能なこと
3つの誤解―なぜ、貧困をなくすことができないのか?
すべては「もっと稼ぐこと」から―ネパール農家は訴える
残りの九〇%の人たちのためのデザイン―現場からニーズを掘り起こす
新たな収入源を求めて―一つの作物では解決できない貧困
水問題を解決するイノベーション―あらゆる場面で生産性は向上できる
一エーカー農家から世界が変わる―冬にキュウリが育てられる!
主役は貧しい人たち―商品が売れる市場をつくる
スラムの可能性―誰にでもチャンスは開かれている〔ほか〕
著者
[著者]
ポール・ポラック(Paul Polak)
世界の貧困問題に現実的なソリューションを見出すべく、1981年に起業家2人とIDE(International Development Enterprises)を設立。「実践的なビジネス戦略を用いて、1日1ドルの貧しい人々の収入を増やす」というミッションのもと、小規模農家に焦点をあてた様々なプロジェクトを主導し、各国で劇的な成功をおさめている。 2003年にIDE開発のドリップ灌漑システムがScientific American「トップ50」に選出。2004年には著者がErnst & Young の「世界の起業家」を受賞した。その実績を評価され、2006年にビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団から1400万ドルの助成金を獲得し、今日に至るまで事業を拡大し続けている。 また、多国籍企業の製品開発を支援する「D-rev:残りの90%の人たちのためのデザイン」の立ち上げや、MIT(マサチューセッツ工科大学)にある最先端のデザイン研究プログラム「D-lab」の設立にも携わり、企業や研究機関とのパートナーシップを通じて多方面からの貧困解決を支援している。
ポール・ポラック(Paul Polak)
世界の貧困問題に現実的なソリューションを見出すべく、1981年に起業家2人とIDE(International Development Enterprises)を設立。「実践的なビジネス戦略を用いて、1日1ドルの貧しい人々の収入を増やす」というミッションのもと、小規模農家に焦点をあてた様々なプロジェクトを主導し、各国で劇的な成功をおさめている。 2003年にIDE開発のドリップ灌漑システムがScientific American「トップ50」に選出。2004年には著者がErnst & Young の「世界の起業家」を受賞した。その実績を評価され、2006年にビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団から1400万ドルの助成金を獲得し、今日に至るまで事業を拡大し続けている。 また、多国籍企業の製品開発を支援する「D-rev:残りの90%の人たちのためのデザイン」の立ち上げや、MIT(マサチューセッツ工科大学)にある最先端のデザイン研究プログラム「D-lab」の設立にも携わり、企業や研究機関とのパートナーシップを通じて多方面からの貧困解決を支援している。