Book
学習する組織――システム思考で未来を創造する
Tax included.
ピーター・M・センゲ(著), 枝廣淳子(訳), 小田理一郎(訳), 中小路佳代子(訳)
価格 | 3,850円(税込) |
頁数 | 584頁 |
判型・製本 | A5判 上製 |
発売日 | 2011/06/21 |
ISBN | 9784862761019 | 発行 | 英治出版 |
内容紹介
世界100万部突破! 90年代のビジネス界に一大ムーブメントを巻き起こし、人とチームの「学習能力」の根源を探りマネジメントの新常識を打ち立てた名著、増補改訂・完訳版。
今日、世界はますます複雑になり、ビジネス環境は日々変容し、私たちの仕事はかつてなく「学習」が求められるものとなった。
これまでのマネジメントの枠組みはもはや通用しない。
――自律的かつ柔軟に進化しつづける「学習する組織」のコンセプトと構築法を説いた本書は、世界100万部を超えるベストセラーとなり、90年代のビジネス界に一大ムーブメントを巻き起こした。
2006年刊の増補改訂版である本書『学習する組織』は、企業、学校、地域コミュニティ、社会課題など、さまざまな実践事例を踏まえて大幅に加筆修正されており、いま個人・企業・社会に求められる真の「変革」とは何かを私たちに問いかける。
ユニリーバ、VISA、インテル、世界銀行、ヒューレット・パッカードなど多様な組織で導入されてきた「学習する組織」。
著者ピーター・センゲの深い人間洞察と豊富なケーススタディに裏打ちされた本書を通じて、管理ではなく学習を、正解への固執ではなく好奇心を、恐怖ではなく愛を基盤とする、新たな「マネジメント」のあり方があなたにも見えてくるに違いない。
■学習する組織とは?
「学習する組織」とは、目的に向けて効果的に行動するために 、集団としての「意識」と「能力」を 継続的に高め、 伸ばし続ける組織です。
本書では「チームの中核的な学習能力の3本柱」や「学習する組織」を創るための5つのディシプリンなど実践に必要な理論を紹介。さらに具体的なツールと実践を支えるための組織インフラの改革の指針も示します。
(学習する組織の5つのディシプリン)
自己マスタリー・・・継続的に私たち個人のビジョンを明確にし、それを深めることであり、エネルギーを集中させること、忍耐力を身につけること、そして、現実を客観的に見ること
メンタルモデル・・・私たちがどのように世界を理解し、どのように行動するかに影響を及ぼす、深く染み込んだ前提、一般概念であり、あるいは想像やイメージ
チーム学習・・・グループで一緒に、探求、考察、内省を行うことで、自分たちの意識と能力を共同で高めるプロセス
共有ビジョン・・・「私たちが創り出そうとする未来の共通像」であり、「組織全体で深く共有されるようになる目標や価値観や使命
システム思考・・・システムのパターンの全体を明らかにして、それを効果的に変える方法を見つけるための概念的枠組み
いま個人・企業・社会に求められる真の「変革」とは何かを私たちに問いかける。
※本書は1995年に『最強組織の法則』の邦題で徳間書店より刊行されたThe Fifth Disciplineの増補改訂版の完訳です。
組織は全体として機能する――経営の本質えぐる不朽の名著
組織はシステムであり、「分かたれることのない全体」としてはじめて機能する。古今東西変わらない経営の本質であり、言ってみれば当たり前の話である。しかし、この当たり前の原則を見失って衰退する企業がいかに多いことか。これもまた古今東西不変の現象である。なぜか。皮肉なことに、多くの企業が意識的もしくは無意識のうちにつくりあげている経営の「システム」が、システムとしての組織を破壊しているからである。従来の支配的な経営システムは、「アナリシス」(分析)を強調するあまり、肝心の全体の「シンセシス」(綜合)をなおざりにしてきた。システム思考の概念と実践を説く本書は、誰もが表面的には大切だと思いながら、そのつかみどころのなさゆえに直視せずに避けて通ってきた経営の本質部分に正面から手を突っ込み、えぐり出し、手に取るように見せてくれる。本書の洞察は決して古くなることがない。文字通り不朽の名著である。
―― 楠木建氏(一橋大学大学院教授、『ストーリーとしての競争戦略』著者)
<構成>
日本語版訳者まえがき
改訂版によせて
第I部いかに私たち自身の行動が私たちの現実を生み出すか……そして私たちはいかにそれを変えられるか
第1章「われに支点を与えよ。さらば片手で世界を動かさん」
第2章あなたの組織は学習障害を抱えていないか?
第3章システムの呪縛か、私たち自身の考え方の呪縛か?
第II部システム思考――「学習する組織」の要
第4章システム思考の法則
第5章意識の変容
第6章「自然」の型―出来事を制御する型を特定する
第7章自己限定的な成長か、自律的な成長か
第III部核となるディシプリン――「学習する組織」の構築
第8章自己マスタリー
第9章メンタル・モデル
第10章共有ビジョン
第11章チーム学習
第IV部実践からの振り返り
第12章基盤
第13章推進力
第14章戦略
第15章リーダーの新しい仕事
第16章システム市民
第17章「学習する組織」の最前線
第V部 結び
第18章分かたれることのない全体
今日、世界はますます複雑になり、ビジネス環境は日々変容し、私たちの仕事はかつてなく「学習」が求められるものとなった。
これまでのマネジメントの枠組みはもはや通用しない。
――自律的かつ柔軟に進化しつづける「学習する組織」のコンセプトと構築法を説いた本書は、世界100万部を超えるベストセラーとなり、90年代のビジネス界に一大ムーブメントを巻き起こした。
2006年刊の増補改訂版である本書『学習する組織』は、企業、学校、地域コミュニティ、社会課題など、さまざまな実践事例を踏まえて大幅に加筆修正されており、いま個人・企業・社会に求められる真の「変革」とは何かを私たちに問いかける。
ユニリーバ、VISA、インテル、世界銀行、ヒューレット・パッカードなど多様な組織で導入されてきた「学習する組織」。
著者ピーター・センゲの深い人間洞察と豊富なケーススタディに裏打ちされた本書を通じて、管理ではなく学習を、正解への固執ではなく好奇心を、恐怖ではなく愛を基盤とする、新たな「マネジメント」のあり方があなたにも見えてくるに違いない。
■学習する組織とは?
「学習する組織」とは、目的に向けて効果的に行動するために 、集団としての「意識」と「能力」を 継続的に高め、 伸ばし続ける組織です。
本書では「チームの中核的な学習能力の3本柱」や「学習する組織」を創るための5つのディシプリンなど実践に必要な理論を紹介。さらに具体的なツールと実践を支えるための組織インフラの改革の指針も示します。
(学習する組織の5つのディシプリン)
自己マスタリー・・・継続的に私たち個人のビジョンを明確にし、それを深めることであり、エネルギーを集中させること、忍耐力を身につけること、そして、現実を客観的に見ること
メンタルモデル・・・私たちがどのように世界を理解し、どのように行動するかに影響を及ぼす、深く染み込んだ前提、一般概念であり、あるいは想像やイメージ
チーム学習・・・グループで一緒に、探求、考察、内省を行うことで、自分たちの意識と能力を共同で高めるプロセス
共有ビジョン・・・「私たちが創り出そうとする未来の共通像」であり、「組織全体で深く共有されるようになる目標や価値観や使命
システム思考・・・システムのパターンの全体を明らかにして、それを効果的に変える方法を見つけるための概念的枠組み
いま個人・企業・社会に求められる真の「変革」とは何かを私たちに問いかける。
※本書は1995年に『最強組織の法則』の邦題で徳間書店より刊行されたThe Fifth Disciplineの増補改訂版の完訳です。
組織は全体として機能する――経営の本質えぐる不朽の名著
組織はシステムであり、「分かたれることのない全体」としてはじめて機能する。古今東西変わらない経営の本質であり、言ってみれば当たり前の話である。しかし、この当たり前の原則を見失って衰退する企業がいかに多いことか。これもまた古今東西不変の現象である。なぜか。皮肉なことに、多くの企業が意識的もしくは無意識のうちにつくりあげている経営の「システム」が、システムとしての組織を破壊しているからである。従来の支配的な経営システムは、「アナリシス」(分析)を強調するあまり、肝心の全体の「シンセシス」(綜合)をなおざりにしてきた。システム思考の概念と実践を説く本書は、誰もが表面的には大切だと思いながら、そのつかみどころのなさゆえに直視せずに避けて通ってきた経営の本質部分に正面から手を突っ込み、えぐり出し、手に取るように見せてくれる。本書の洞察は決して古くなることがない。文字通り不朽の名著である。
―― 楠木建氏(一橋大学大学院教授、『ストーリーとしての競争戦略』著者)
<構成>
日本語版訳者まえがき
改訂版によせて
第I部いかに私たち自身の行動が私たちの現実を生み出すか……そして私たちはいかにそれを変えられるか
第1章「われに支点を与えよ。さらば片手で世界を動かさん」
第2章あなたの組織は学習障害を抱えていないか?
第3章システムの呪縛か、私たち自身の考え方の呪縛か?
第II部システム思考――「学習する組織」の要
第4章システム思考の法則
第5章意識の変容
第6章「自然」の型―出来事を制御する型を特定する
第7章自己限定的な成長か、自律的な成長か
第III部核となるディシプリン――「学習する組織」の構築
第8章自己マスタリー
第9章メンタル・モデル
第10章共有ビジョン
第11章チーム学習
第IV部実践からの振り返り
第12章基盤
第13章推進力
第14章戦略
第15章リーダーの新しい仕事
第16章システム市民
第17章「学習する組織」の最前線
第V部 結び
第18章分かたれることのない全体
目次
日本語版 訳者まえがき
改訂版によせて
第I部 いかに私たち自身の行動が私たちの現実を生み出すか……そして私たちはいかにそれを変えられるか
第1章 「われに支点を与えよ。さらば片手で世界を動かさん」
学習する組織のディシプリン
第五のディシプリン—システム思考
メタノイア—心の転換
アイディアを実行に移す
第2章 あなたの組織は学習障害を抱えていないか?
1 「私の仕事は○○だから」
2 「悪いのはあちら」
3 先制攻撃の幻想
4 出来事への執着
5 ゆでガエルの寓話
6 「経験から学ぶ」
7 経営陣の神話
学習障害とディシプリン
第3章 システムの呪縛か、私たち自身の考え方の呪縛か?
小売業者の物語
卸売業者の物語
ビール工場の物語
構造が挙動に影響を与える
影響の範囲を定義しなおす—ビール・ゲームで業績を改善する方法
学習障害と私たちの考え方
第II部 システム思考—「学習する組織」の要
第4章 システム思考の法則
第5章 意識の変容
世界を新たな視点から見る
因果関係の環に目を向ける
自己強化型およびバランス型のフィードバックと遅れ—システム思考の基本構成要素
自己強化型フィードバック—いかに小さな変化が大きくなり得るかを見つける
バランス型フィードバック—安定と抵抗の源を見つける
遅れ—やがて……物事は起きる
第6章 「自然」の型—出来事を制御する型を特定する
原型1 成長の限界
原型2 問題のすり替わり
第7章 自己限定的な成長か、自律的な成長か
私たちが自ら「市場の限界」を生み出すとき
木も見て森も見る
第III部 核となるディシプリン—「学習する組織」の構築
第8章 自己マスタリー
「学習する組織」の精神
マスタリーと熟達
「なぜそれをめざすのか」
抵抗
自己マスタリーのディシプリン
真実に忠実であれ
自己マスタリーとシステム思考
組織の中で自己マスタリーを育む
第9章 メンタル・モデル
最上の考えがうまくいかないのはなぜか
新しいビジネス観の涵養
実践におけるメンタル・モデルへの対処
実践を根づかせる
ツールとスキル
メンタル・モデルのディシプリン
合意は重要か?
メンタル・モデルとシステム思考
第10章 共有ビジョン
共通の関心
なぜ共有ビジョンが重要か
共有ビジョンを築くディシプリン
共有ビジョンとシステム思考
第11章 チーム学習
チームに眠る知恵
チーム学習のディシプリン
「練習」の方法を学ぶ
チーム学習とシステム思考
第IV部 実践からの振り返り
第12章 基盤
内省とより深い会話の文化を形づくる
人を育てる
生きているシステムとしての組織
第13章 推進力
変革への異なるアプローチ
適応する組織を築く
業績と幸福
第14章 戦略
戦略的に考え、行動する
1 学習と仕事を一体化させる
2 そこにいる人たちとともに、自分のいる場所から始める
3 二つの文化を併せもつ
4 練習の場を創る
5 ビジネスの中核とつなげる
6 学習するコミュニティを構築する
7 「他者」と協働する
8 学習インフラを構築する
第15章 リーダーの新しい仕事
設計者としてのリーダー
教師としてのリーダー
としてのリーダー
第16章 システム市民
システムを見る
私たち自身がシステムであると自覚して生きる
二一世紀のための教育
第17章 「学習する組織」の最前線
自然界のパターンを発見し、体現する
次世代のリーダー
第V部 結び
第18章 分かたれることのない全体
付録1 学習のディシプリン
付録2 システム原型
付録3 Uプロセス
原注
改訂版によせて
第I部 いかに私たち自身の行動が私たちの現実を生み出すか……そして私たちはいかにそれを変えられるか
第1章 「われに支点を与えよ。さらば片手で世界を動かさん」
学習する組織のディシプリン
第五のディシプリン—システム思考
メタノイア—心の転換
アイディアを実行に移す
第2章 あなたの組織は学習障害を抱えていないか?
1 「私の仕事は○○だから」
2 「悪いのはあちら」
3 先制攻撃の幻想
4 出来事への執着
5 ゆでガエルの寓話
6 「経験から学ぶ」
7 経営陣の神話
学習障害とディシプリン
第3章 システムの呪縛か、私たち自身の考え方の呪縛か?
小売業者の物語
卸売業者の物語
ビール工場の物語
構造が挙動に影響を与える
影響の範囲を定義しなおす—ビール・ゲームで業績を改善する方法
学習障害と私たちの考え方
第II部 システム思考—「学習する組織」の要
第4章 システム思考の法則
第5章 意識の変容
世界を新たな視点から見る
因果関係の環に目を向ける
自己強化型およびバランス型のフィードバックと遅れ—システム思考の基本構成要素
自己強化型フィードバック—いかに小さな変化が大きくなり得るかを見つける
バランス型フィードバック—安定と抵抗の源を見つける
遅れ—やがて……物事は起きる
第6章 「自然」の型—出来事を制御する型を特定する
原型1 成長の限界
原型2 問題のすり替わり
第7章 自己限定的な成長か、自律的な成長か
私たちが自ら「市場の限界」を生み出すとき
木も見て森も見る
第III部 核となるディシプリン—「学習する組織」の構築
第8章 自己マスタリー
「学習する組織」の精神
マスタリーと熟達
「なぜそれをめざすのか」
抵抗
自己マスタリーのディシプリン
真実に忠実であれ
自己マスタリーとシステム思考
組織の中で自己マスタリーを育む
第9章 メンタル・モデル
最上の考えがうまくいかないのはなぜか
新しいビジネス観の涵養
実践におけるメンタル・モデルへの対処
実践を根づかせる
ツールとスキル
メンタル・モデルのディシプリン
合意は重要か?
メンタル・モデルとシステム思考
第10章 共有ビジョン
共通の関心
なぜ共有ビジョンが重要か
共有ビジョンを築くディシプリン
共有ビジョンとシステム思考
第11章 チーム学習
チームに眠る知恵
チーム学習のディシプリン
「練習」の方法を学ぶ
チーム学習とシステム思考
第IV部 実践からの振り返り
第12章 基盤
内省とより深い会話の文化を形づくる
人を育てる
生きているシステムとしての組織
第13章 推進力
変革への異なるアプローチ
適応する組織を築く
業績と幸福
第14章 戦略
戦略的に考え、行動する
1 学習と仕事を一体化させる
2 そこにいる人たちとともに、自分のいる場所から始める
3 二つの文化を併せもつ
4 練習の場を創る
5 ビジネスの中核とつなげる
6 学習するコミュニティを構築する
7 「他者」と協働する
8 学習インフラを構築する
第15章 リーダーの新しい仕事
設計者としてのリーダー
教師としてのリーダー
としてのリーダー
第16章 システム市民
システムを見る
私たち自身がシステムであると自覚して生きる
二一世紀のための教育
第17章 「学習する組織」の最前線
自然界のパターンを発見し、体現する
次世代のリーダー
第V部 結び
第18章 分かたれることのない全体
付録1 学習のディシプリン
付録2 システム原型
付録3 Uプロセス
原注
著者
[著者]
ピーター・M・センゲ(Peter M. Senge)
マサチューセッツ工科大学(MIT)経営大学院上級講師、組織学習協会(SoL)創設者。MIT スローンビジネススクールの博士課程を修了、同校教授を経て現職。旧来の階層的なマネジメント・パラダイムの限界を指摘し、自律的で柔軟に変化しつづける「学習する組織」の理論を提唱。20 世紀のビジネス戦略に最も大きな影響を与えた1人と評される。その活動は理論構築のみにとどまらず、ビジネス・教育・医療・政府の世界中のリーダーたちとさまざまな分野で協働し、学習コミュニティづくりを通じて組織・社会の課題解決に取り組んでいる。
[訳者]
枝廣淳子(えだひろ・じゅんこ)
有限会社チェンジ・エージェント会長。東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。心理学を活かし、「自分や人を変える」技術を構築。講演、研修、執筆、テレビ出演などのほか、企業の変革に向けて企業の社会的責任(CSR)などのテーマで企業のコンサルティングを実施している。デニス・メドウズ氏をはじめとする世界のシステム思考家とのネットワークを築き、システム・ダイナミクスを用いたデニス・メドウズ著『成長の限界 人類の選択』(ダイヤモンド社)、ジョン・D・スターマン著『システム思考』(東洋経済新報社)を翻訳、またシステム思考の入門書『なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか』(東洋経済新報社)、『入門! システム思考』(講談社)を共同執筆。NGO ジャパン・フォー・サステナビリティの共同設立者兼代表や東京大学客員研究員としての活動等を通じ、福田・麻生内閣「地球温暖化に関する懇談会」などのメンバーを務め、日本の低炭素社会ビジョン策定やコミュニケーション戦略に関わっている。
小田 理一郎(おだ・りいちろう)
有限会社チェンジ・エージェント代表取締役社長兼CEO。オレゴン大学経営学修士(MBA)修了。多国籍企業経営を専攻し、米国企業で10 年間、製品責任者・経営企画室長として、営業、生産、サプライ・チェーン、開発の業務変革・組織変革に取り組む。2002 年より独立して企業の社会的使命の追求と非営利組織マネジメントの強化のためのコンサルティング活動を展開。MIT、ウースター工科大学などでシステム思考を学び、システム思考によるプロセス・ファシリテーション、研修、執筆を行う。SoL ジャパン事務局代表などを務め、日本でシステム思考やダイアログ、U 理論などの普及に務める。共著に『なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか』『もっと使いこなす! 「システム思考」教本』(以上、東洋経済新報社)『企業のためのやさしくわかる生物多様性』(技術評論社)、共訳にジョン・D・スターマン著『システム思考』(東洋経済新報社)。
中小路佳代子(なかこうじ・かよこ)
有限会社チェンジ・エージェント講師。津田塾大学学芸学部英文学科修了。システム思考の第一人者、デニス・メドウズ氏より直接、システム思考インストラクター養成教育を受け、その後、日本でのシステム思考セミナー講師として活動中。経済・環境分野の翻訳を多く手がけ、主な翻訳書はデヴィッド・スズキ著『グッド・ニュース』(ナチュラル・スピリット)、リーアン・アイスラー著『ゼロから考える経済学』(英治出版)、エリック・シュローサー他著『フード・インク』(武田ランダムハウスジャパン)など。
ピーター・M・センゲ(Peter M. Senge)
マサチューセッツ工科大学(MIT)経営大学院上級講師、組織学習協会(SoL)創設者。MIT スローンビジネススクールの博士課程を修了、同校教授を経て現職。旧来の階層的なマネジメント・パラダイムの限界を指摘し、自律的で柔軟に変化しつづける「学習する組織」の理論を提唱。20 世紀のビジネス戦略に最も大きな影響を与えた1人と評される。その活動は理論構築のみにとどまらず、ビジネス・教育・医療・政府の世界中のリーダーたちとさまざまな分野で協働し、学習コミュニティづくりを通じて組織・社会の課題解決に取り組んでいる。
[訳者]
枝廣淳子(えだひろ・じゅんこ)
有限会社チェンジ・エージェント会長。東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。心理学を活かし、「自分や人を変える」技術を構築。講演、研修、執筆、テレビ出演などのほか、企業の変革に向けて企業の社会的責任(CSR)などのテーマで企業のコンサルティングを実施している。デニス・メドウズ氏をはじめとする世界のシステム思考家とのネットワークを築き、システム・ダイナミクスを用いたデニス・メドウズ著『成長の限界 人類の選択』(ダイヤモンド社)、ジョン・D・スターマン著『システム思考』(東洋経済新報社)を翻訳、またシステム思考の入門書『なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか』(東洋経済新報社)、『入門! システム思考』(講談社)を共同執筆。NGO ジャパン・フォー・サステナビリティの共同設立者兼代表や東京大学客員研究員としての活動等を通じ、福田・麻生内閣「地球温暖化に関する懇談会」などのメンバーを務め、日本の低炭素社会ビジョン策定やコミュニケーション戦略に関わっている。
小田 理一郎(おだ・りいちろう)
有限会社チェンジ・エージェント代表取締役社長兼CEO。オレゴン大学経営学修士(MBA)修了。多国籍企業経営を専攻し、米国企業で10 年間、製品責任者・経営企画室長として、営業、生産、サプライ・チェーン、開発の業務変革・組織変革に取り組む。2002 年より独立して企業の社会的使命の追求と非営利組織マネジメントの強化のためのコンサルティング活動を展開。MIT、ウースター工科大学などでシステム思考を学び、システム思考によるプロセス・ファシリテーション、研修、執筆を行う。SoL ジャパン事務局代表などを務め、日本でシステム思考やダイアログ、U 理論などの普及に務める。共著に『なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか』『もっと使いこなす! 「システム思考」教本』(以上、東洋経済新報社)『企業のためのやさしくわかる生物多様性』(技術評論社)、共訳にジョン・D・スターマン著『システム思考』(東洋経済新報社)。
中小路佳代子(なかこうじ・かよこ)
有限会社チェンジ・エージェント講師。津田塾大学学芸学部英文学科修了。システム思考の第一人者、デニス・メドウズ氏より直接、システム思考インストラクター養成教育を受け、その後、日本でのシステム思考セミナー講師として活動中。経済・環境分野の翻訳を多く手がけ、主な翻訳書はデヴィッド・スズキ著『グッド・ニュース』(ナチュラル・スピリット)、リーアン・アイスラー著『ゼロから考える経済学』(英治出版)、エリック・シュローサー他著『フード・インク』(武田ランダムハウスジャパン)など。