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スマート・ファクトリー――戦略的「工場マネジメント」の処方箋

スマート・ファクトリー――戦略的「工場マネジメント」の処方箋

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清威人(著)

価格 2,640円(税込)
頁数 224頁
判型・製本 四六判 上製
発売日 2010/08/04
ISBN 9784862760890
発行 英治出版

内容紹介

インダストリー4.0到来!
新時代のの工場経営はこれだ!

製造業の「危機」と「苦悩」を解決する、
新しい経営手法「スマート・ファクトリー」。

グローバル時代に生き残る「最先端工場」の設計図を
工場経営のプロフェッショナルが説く。

【製造業の「危機」と「苦悩」】
自動車や家電、鉄鋼など、日本経済を支えてきた製造業はいま、
「6つの危機」と「3つの苦悩」に直面している。

経営陣は、CO2削減と品質向上、キャッシュフロー改善が同時に求められ、
現場では、人的管理の限界や粗末な管理実態に答えを見出せず苦悩している。

そういった製造業を取り巻く難題を解決に導く新しい考え方が、
本書のテーマである「スマート・ファクトリー」である。

【経営と工場の一体化】
製造業では、これまで経営者が手にする経営情報と、生産計画や在庫数などの
工場が管理している情報が、ほとんど「つながって」いなかった。
そのため、経営と製造現場の思惑がばらばらで、全体をスムーズに運営していくことが不可能だった。

スマート・ファクトリーは、それを「つなぐ」ことによって経営と工場を一体化し、
CO2削減などの社会的問題や、欠陥品の流出を最小限にとどめる品質管理の問題、
キャッシュフローを高める経営の効率化の問題などを解決できる画期的システムと言える。

【未来を切りひらくための処方箋「スマート・ファクトリー」】
本書は、技術的な解説だけでなく、マネジメントの視点から技術をいかに使いこなしていくのかと
いう戦略を工場マネジメントのスペシャリストである著者が提案している。

今後、明確な戦略と目的意識を持ち、それに沿った形でシステムを捉え、
「スマート・ファクトリー」を実践しなければ、製造業の未来はない。

目次

はじめに 世界は激動しつづける。製造業は生き残ることができるのか。
第1章 製造業の、今そこにある危機
―危機1 CO2を削減せよ!
―危機2 資源を確保せよ!
―危機3 社会的責任を果たせ!
―危機4 グローバル競争で勝ち抜け!
―危機5 品質管理を徹底しろ!
―危機6 利益をあげろ!
第2章 製造現場の新たな苦悩
―苦悩1 答えが見つからない!
―苦悩2 管理しきれない!
―苦悩3 システムが限界に達している!
第3章 進化の処方箋 スマート・ファクトリー
―処方箋1 スマート・ファクトリーとは、何か?
―処方箋2 先端テクノロジーが工場を変える
―処方箋3 スマート・ファクトリーで、工場マネジメントを劇的に変える
第4章 スマート・ファクトリー 実現への道
―導入法1 導入の前に、何をすべきか?
―導入法2 いかに変化を起こすか?
―導入法3 どのように導入するか?
あとがきに代えて
用語解説

著者

[著者]
清 威人(せい・たけと)
1987年、トヨタ自動車入社。1989年、アーサーアンダーセン(現アクセンチュア)のコンサルティング部門に入社。製品開発、SCMなどで、大手ハイテクメーカーのコンサルティングに従事。1999年、コムテック株式会社に取締役として入社。コンサルティング部門の立ち上げに従事。2001年、エイムネクスト株式会社を設立、同社代表取締役社長。製造業向けにコンサルティングから製品開発のサポートまで、トータルサービスを提供。国内だけでなく、中国、ベトナムでも事業を展開中。