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スローン・コンセプト 組織で闘う――「会社というシステム」を築いたリーダーシップ

スローン・コンセプト 組織で闘う――「会社というシステム」を築いたリーダーシップ

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アリン・フリーマン(著), アーサー・D・リトル(ジャパン)(訳)

価格 2,090円(税込)
頁数 304頁
判型・製本 四六判 上製
発売日 2007/02/23
ISBN 9784901234993
発行 英治出版

内容紹介

スローンの偉業から見えてくる、普遍的・本質的な経営の原理原則

今、世界の自動車産業についてよく語られるのは、トヨタ自動車はじめ日本メーカーの躍進と、その影にあるGM(ゼネラル・モーターズ)など米国メーカーの苦悶である。生産台数でトヨタがGMを凌駕する日も、すぐそこに迫っているようだ。

だが改めて考えてみたい。トヨタがあれほどの経営努力の末にようやく追いつくに至ったGMは、一体どれほど先行していたのかということを。

「なぜ、GMは、一世紀の長きにわたって君臨しえたのか?」

20世紀初頭から今日まで頂点にあった巨人・GM。その地位を確立したのが中興の祖アルフレッド・P・スローンJr.である。彼は「組織で闘う」ために企業活動全体を有機的に統合し、GMをトップの座に押し上げた。それだけではない。彼の経営コンセプトの影響力は絶大であった。スローン以降、他の米 国企業、ひいては世界中の企業の構造・運営方法が格段に進歩したのである。

近代の企業経営を根本から変革した、そして現代にも生き続ける普遍的・本質的な経営の原理原則とは何か。経営イノベーションの先駆者スローンの英知に、事業環境が複雑さを増す現代だからこそ、目を向けてみていただきたい。

目次

第1章 近代企業経営の原型「スローン・システム」
第2章 意見対立の中に将来を見出す
第3章 顧客の心を探る
第4章 事実にもとづき決断する
第5章 海外の市場をとらえる
第6章 プロフェッショナルを育て、任せる
第7章 事業の範囲を拡げる
第8章 組織を全体としてマネージする
第9章 流通ネットワークを強固にする
第10章 企業イメージを高める
第11章 正しいことを正しく行う

著者

[著者]
アリン・フリーマン(Allyn Freeman)
コンサルティング会社、フリーマン・グローバル代表。作家兼ビジネスコンサルタントで、これまで六冊の共著がある。過去20年間にわたり、数多くのフォーチュン500企業(AT&T、コカ・コーラ、フォード・モーター、アメリカン・エクスプレス等)に対して、数多くの調査とコンサルティングの仕事をしてきた。ブラウン大学卒、コロンビア大学ビジネススクールMBA。

[訳者]
アーサー・D・リトル(ジャパン)株式会社
1886年、米国ボストンにて、マサチューセッツ工科大学のアーサー・デホン・リトル博士によって、世界最古の経営コンサルティングファームとして創業される。ADL Japanは、アジア地域の重要拠点として1978年に設立され、以来四半世紀を超え、"ものづくり"に携わる企業を中心に、経営課題解決の支援を提供し続けてきた。「経営と技術の融合」・「人と組織環境の開発」など、戦略立案から一歩踏み込んだ"腹に落ちる"提言の創出を掲げて活動を展開している。