
つくるをほぐす――完成を目指さないものづくりで学びとアイデアを生み出す「造形対話」
山内佑輔(著)
定価 | 2420円(税込) |
頁数 | 252頁 |
判型・製本 | A5変形判 並製 |
発売日 | 2025/08/07 |
ISBN | 9784862763624 |
発行 | 英治出版 |
内容紹介
市川力氏(みつかる+わかる代表理事)
佐宗邦威氏(BIOTOPE CEO)推薦!
大人も子どもも、ともにつくり、ともに学ぶ
「VIVISTOP NITOBE」コミュニティクリエイティブディレクターにして、
教育現場だけでなく、企業や大学からも熱視線を集める
注目の「学習環境デザイナー」が、
「完成・正解の呪縛」を解き放ち、
創造力が自然とあふれ出す方法論とワークを初公開!
▼「折り紙モデル」ではなく「砂場モデル」
▼共創する場をデザインする4つのステップ
▼ものを介した「三角の関係」で対話を深める
「つくる」の価値は、全部「途中」にあった!
目次
はじめに
Part 1 「つくる」ってなに?
――折り紙モデルと砂場モデルで2つの「つくる」を見比べる
1.「つくる」を考えてみる
2.「学ぶ」を考えてみる
3.「つくる」をさらに考えてみる
4.成功か失敗か、それしかないの?
5.〈ワーク1〉よーく見て、描いて、語る
Part 2 「つくる」は考える?
――勝手で素敵な思い付きは「手」から始まる
6.「へぇ〜」から「あ!」へ
7.思いつきは「手」から始まる
8.手で考える子どもたちと共創する場のデザイン
9.〈ワーク2〉紙からさがす・語る
Part 3 「つくる」はコミュニケーション?
――三角の関係が生み出す新しい「ひらめき」
10.コミュニケーションを考える
11.哲学対話
12.〈ワーク3〉光らせて、カタチを見て、語る
Part 4 「つくる」をほぐす
――「造形対話」でプロセスから学びを生み出す
13.思いつきを躊躇なく放て
14.秀作と駄作
15.「造形対話」という提案
16.造形対話をやってみよう!
17.造形対話の実践例〈子ども編〉
18.造形対話の実践例〈大人編〉
Part 5 「つくる」をまとえる場をつくる
――10年続けた「くだらない場づくり」で見えてきたこと
19.安心して「つくる」ができる場を――図工室とVIVISTOP NITOBE
20.誰もが、かろやかな「つくる」をまとえるように
おわりに
著者
[著者]
山内佑輔(やまうち・ゆうすけ)
学習環境デザイナー
新渡戸文化学園VIVISTOP NITOBE コミュニティクリエイティブディレクター
東京造形大学特任准教授
大学職員、公立小学校の図工専科教員を経て、2020年4月に新渡戸文化学園へ着任。子どもたちがやりたいと思う気持ちのままにつくったり試したりできる、偶然性に開かれた空間「VIVISTOP」を運営するVIVITAと連携し、新渡戸文化学園内にVIVISTOP NITOBEを開設し、その運営を担当。2021年「VIVISTOP NITOBE FURNITURE DESIGN PROJECT」がキッズデザイン賞最優秀賞内閣総理大臣賞受賞。2025年から東京造形大学特任准教授に就任。「造形とコミュニケーション」を軸に、企業・行政と協働しながら、多世代が創造的に関われる場の設計・運営を行い、対話から新しい価値を共に生み出す。自らもクリエイターとして表現するPodcast番組「山あり谷あり放送室」は、第3回JAPAN PODCAST AWARDSベストウェルビーイング賞ノミネート。その他、キッズワークショップアワード優秀賞、東京新聞教育賞を受賞。2児の父。
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