0
Book
ソイル・オブ・リーダーシップ――変革を成し遂げるリーダーが育つ条件[ミラツク]

ソイル・オブ・リーダーシップ――変革を成し遂げるリーダーが育つ条件[ミラツク]

  • ¥2,970
    単価 あたり 
税込

ブリット・ヤマモト(著), ミラツク(訳), 福谷彰鴻(監訳)

定価 2970円(税込)
頁数 332頁
判型・製本 A5変形判 並製
発売日 2026/10/21
ISBN 9784991213281
発行 ミラツク(発売:英治出版)

内容紹介

全てのリーダーに本来必要なもの。
その鍵は、人を支える土壌にあった。

誰もが本来の力を発揮できる組織は、どうすればつくれるのか。

目に見える成果、数字、スピード。リーダーシップを語るとき、私たちはつい地表に現れるものばかりに目を向けてしまう。しかし、人や組織が本当に力を発揮できるかどうかは、その下にある見えない「土壌(ソイル)」――関係性、信頼、ウェルビーイング、そして一人ひとりの目的意識――によって決まる。

著者ブリット・ヤマモトは、アフリカ、ラテンアメリカ、アジア太平洋、中東、北米、そして日本など世界各地で、社会変革に取り組むリーダーたちの育成に20年以上携わってきた。その実践から生まれたリーダーシップ論をまとめた本書は、既に世界3カ国で翻訳出版がなされ、待望の邦訳版である。

探求と内省、休息と余白、深く根を張ること、ウェルビーイング、そして他者との協働。短期的な成果を追うリーダーシップから、長い時間軸で人と組織が育つ環境をつくるリーダーシップへ。かつて日本で学んだ「作物ではなく、土を育てる」という教えを原点に、変化の激しい時代に人と組織が育ち続けるための条件を、豊かなストーリーとともに描き出す。

経営者やマネジャー、人材育成・組織開発に携わる人、NPOや社会起業家など、変革を担うすべての人に贈る一冊。

【推薦の声】

人を自然の一部と見た瞬間、問いは「私は何を与えたのか」に変わる。静かで強い一冊。
――篠田真貴子(エール株式会社 取締役、『LISTEN』監訳)

自分たちは何者で、何を牽引していくのか。そこを問わないリーダーシップなどあり得ない。
――米倉誠一郎(一橋大学名誉教授、『一橋ビジネスレビュー』編集委員長)

土の香りのする懐かしく新しいリーダーシップから、人と社会の豊かな関係が動き出す。
――井上英之(『スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー 日本版』共同発起人)

目次

【本書目次】

序章
成長のためのツール

第1章 土から土壌への旅
私のルーツ/到着/土壌を育てる/植物起点か、土壌起点か

第2章 土壌を育てる
ひと握りの土/ロータリー耕運機の知恵/時間+空間+関係性/自分自身との関係/他者との関係性/私たちの仕事との関係性/代謝が起きる

第3章 探求
雑草を探求する/もう一つの探求/浮かぶ石/ピクルスを育てる/探求に留まる

第4章 内省の実践
大根の言語/内省(リフレクション)/内省の木/変容の基盤

第5章 休耕
休息という「フォー・レター・ワード」/枯渇する栄養/休耕の重要性/意図、時間、そして空間

第6章 ゆとり(余白)
土壌の圧密/空間を選択する/スケールアップ(規模拡大)か、ルートダウン(根を張る)か

第7章 根
草の根/主根/ゴボウ/根詰まりを起こす/深い水やり

第8章 ウェルビーイング
しおれ/ウェルビーイングは不可欠である/ウェルビーイング vs. セルフケア/ワークライフバランス/あなたの深い水やりとウェルビーイングの実践

第9章 アウェアネス
意図のインパクト/すべては土壌のために/農場の再創造/セルフ・アウェアネス/採算の取れるインゲン豆農場

第10章 ともに働く
コースタル・セージ・ファーム/アカデミック・ライフと言語/何かを達成するために、協働すること/コラボレーションのレトリック/レトリックと現実のギャップ/権力と影響力/持続不可能なお金

第11章 協働的探求
他者とともに内省する/土壌を育てる対話/リフレクション&ディスカバリー・サークル/集合的な内省の実践

結び
器となる環境(条件)こそが重要である/発芽

日本での刊行に際してのあとがき
謝辞
著者について

著者

【著者】

ブリット・ヤマモト
起業家、教育者。

ワシントン大学公衆衛生学部グローバルヘルス学科准教授。国際的なリーダーシップ組織Perennial、RootSpring、SOILの創設者。地理学博士、コミュニティ開発修士。

20年以上にわたり、多様な分野で包摂的で生成的な学びの場をつくり、インド、イラク、マラウイ、メキシコ、カンボジア、カナダなど世界各地で数十万人のリーダーシップ開発に携わってきた。組織運営や人材マネジメントの実務経験に加え、自身のウェルビーイングを大切にする全人的な姿勢に根ざした独自のアプローチで知られる。