それでも、対話をはじめよう――対立する人たちと共に問題に取り組み、未来をつくりだす方法
リーダーシップ
定価 | 2310円(税込) |
頁数 | 232頁 |
判型・製本 | 四六判 上製 |
発売日 | 2023/07/20 |
ISBN | 9784862763198 |
発行 | 英治出版 |
内容紹介
相手が話している時に、つい頭の中で反論を組み立てたり、答えを探したりしてしまった経験のあるすべての人へ。
アパルトヘイト後の南アフリカの政権以降、コロンビアの内戦、虐殺の余波の残るグアテマラ……
世界50カ国以上で、企業の役員、政治家、軍人、ゲリラ、市民リーダー、コミュニティ活動家、国連職員など、異なる意見を持つ人々と共に数々の困難な問題に取り組んできた世界的ファシリテーターが目の当たりにしてきた数々のストーリーから浮かび上がる、シンプルだけど難しいオープンに聞き、話すことの力。
15年以上読みつがれてきた不朽の名作が、完全新訳&解説つきで装い新たに復刊。
多様な意見が溢れる今だからこそ読みたい、原点の一冊。
目次
【目次】
ピーター・センゲによる序文
はじめに
第一部 手ごわい問題
第1章 「唯一の正しい答えがある」
第2章 世界を見る
第3章 奇跡的な選択
第二部 話す
第4章 行き詰まる
第5章 命ずる
第6章 礼儀正しく話す
第7章 率直に話す
第8章 話すだけで聞かない
第三部 聞く
第9章 オープンに聞く
第10章 内省的に聞く
第11章 共感的に聞く
第四部 新しい現実を創造する
第12章 殻を破る
第13章 丸めた拳と開いた掌
第14章 傷口は一体になりたがっている
結論:オープンな方法
訳者解説
著者
【著者】
アダム・カヘン
Adam Kahane
人々が最も重要かつ困難な問題に対して共に前進することを支援する国際的な社会的企業であるレオス・パートナーズ社の取締役。
アダム・カヘンは、企業、政府、市民社会のリーダーが協力してこのような課題に取り組むためのプロセスを整え、設計、ファシリテーションを行う第一人者。これまでに50カ国以上、世界各地で、経営者や政治家、将軍やゲリラ、公務員や労働組合員、地域活動家や国連職員、聖職者や芸術家などと協働してきた。
カナダ勲章を受章しているほか、2022年、ダボス会議の世界経済フォーラムで、シュワブ財団の「ソーシャル・イノベーション思想的指導者2022」に選出された。
著書に『未来を変えるためにほんとうに必要なこと』(英治出版)、『社会変革のシナリオ・プランニング』(英治出版)、『敵とのコラボレーション』(英治出版)。20カ国語以上に翻訳されている。
【監訳】
小田理一郎
Riichiro Oda
「システム思考」「学習する組織」「ダイアログ」「共有ビジョン」「変化の理論」など変化のための方法論を通じて、人や組織や社会がよりよい未来を実現することを支援する社会的企業、チェンジ・エージェント社の代表取締役。
著書に『「学習する組織」入門』(英治出版)、『マンガでやさしくわかる学習する組織』(日本能率協会マネジメントセンター)、『なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?』(東洋経済新報社)など。訳書、解説書にアダム・カヘン著『社会変革のシナリオ・プランニング』『敵とのコラボレーション』、ドネラ・H・メドウズ著『世界はシステムで動く』、ピーター・M・センゲ著『学習する組織』、ビル・トルバート著『行動探求』(以上、英治出版)、『成長企業が失速するとき、社員に"何"が起きているのか?』(日経BP)など。
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