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非営利組織のガバナンス――3つのモードを使いこなす理事会
税込
リチャード・P・チェイト(著), ウィリアム・P・ライアン(著), バーバラ・E・テイラー(著), 山本未生/一般社団法人WIT(訳)
価格 | 3,850円(税込) |
頁数 | 216頁 |
判型・製本 | A5判 上製 |
発売日 | 2020/01/14 |
ISBN | 9784862762627 | 発行 | 英治出版 |
内容紹介
不祥事を防ぐことだけがガバナンスではない。
社会課題解決の重要なアクターである非営利組織。
社会的インパクトを創出し続けるために必要なのは、
経営力、特に、「ガバナンスのアップデート」であると著者は主張する。
・社会に本質的な変化をもたらす組織のガバナンスには何が必要か
・組織と事業のポテンシャルを最大化するガバナンスのあり方とは
これらの問いに、長年、研究を続けてきたハーバード大教授らが挑む。
出版以来、アメリカで読まれ読まれ続けている
待望のNPO経営の教科書、遂に邦訳。
非営利/営利を問わず、「ガバナンス」の本質を知りたれば、この1冊!
「変貌しつつある地球や、複雑化する社会の課題に対して、管理するだけではない、
「創造的な理事会」でしか起こせない変化がある
――ガバナンスを理解し、ガバナンスを「使う」ことは、ビジネスと同様に、NPO経営の肝となる。
NPOに関わる実務家と外部支援者にとって、「いつものパターン」を超えるための、必読の一冊です! 」
――井上英之(一般社団法人 INNO-Lab International 共同代表/慶應義塾大学大学院特別招聘准教授)
「企業経営の現場では、ガバナンス強化とボード(取締役会)の活性化が同時に叫ばれているが、
その本質的な回答は非営利組織のガバナンス改革にあった。
「リーダーシップとしてのガバナンス」とは何か、創発的モデルでは何を起こせるのか等は、
企業のボードにも適用すべき優れた視点で、結果を出したいCEOにも有用だ。
ガバナンスの本からこんなパワーを貰うとは思わなかった。」
――安渕聖司(アクサ生命保険株式会社代表取締役社長兼CEO)
社会課題解決の重要なアクターである非営利組織。
社会的インパクトを創出し続けるために必要なのは、
経営力、特に、「ガバナンスのアップデート」であると著者は主張する。
・社会に本質的な変化をもたらす組織のガバナンスには何が必要か
・組織と事業のポテンシャルを最大化するガバナンスのあり方とは
これらの問いに、長年、研究を続けてきたハーバード大教授らが挑む。
出版以来、アメリカで読まれ読まれ続けている
待望のNPO経営の教科書、遂に邦訳。
非営利/営利を問わず、「ガバナンス」の本質を知りたれば、この1冊!
「変貌しつつある地球や、複雑化する社会の課題に対して、管理するだけではない、
「創造的な理事会」でしか起こせない変化がある
――ガバナンスを理解し、ガバナンスを「使う」ことは、ビジネスと同様に、NPO経営の肝となる。
NPOに関わる実務家と外部支援者にとって、「いつものパターン」を超えるための、必読の一冊です! 」
――井上英之(一般社団法人 INNO-Lab International 共同代表/慶應義塾大学大学院特別招聘准教授)
「企業経営の現場では、ガバナンス強化とボード(取締役会)の活性化が同時に叫ばれているが、
その本質的な回答は非営利組織のガバナンス改革にあった。
「リーダーシップとしてのガバナンス」とは何か、創発的モデルでは何を起こせるのか等は、
企業のボードにも適用すべき優れた視点で、結果を出したいCEOにも有用だ。
ガバナンスの本からこんなパワーを貰うとは思わなかった。」
――安渕聖司(アクサ生命保険株式会社代表取締役社長兼CEO)
目次
日本語版に寄せて
訳者まえがき
序文
第1章 本書の前提となる視点
第2章 パフォーマンスの問題か、目的の問題か
第3章 タイプIのガバナンス――受託者責任を果たす
第4章 タイプIIのガバナンス――戦略的に思考する
第5章 タイプIIIのガバナンス――創発的に思考する
第6章 タイプIIIのガバナンス――創発的に統治する
第7章 ガバナンスを動かす資本
第8章 次はどこへ?
訳者まえがき
序文
第1章 本書の前提となる視点
第2章 パフォーマンスの問題か、目的の問題か
第3章 タイプIのガバナンス――受託者責任を果たす
第4章 タイプIIのガバナンス――戦略的に思考する
第5章 タイプIIIのガバナンス――創発的に思考する
第6章 タイプIIIのガバナンス――創発的に統治する
第7章 ガバナンスを動かす資本
第8章 次はどこへ?
著者
[著者]
リチャード・P・チェイト (Richard P. Chait)
ハーバード大学教育大学院の名誉教授であり、30年以上にわたり非営利組織のガバナンスを研究してきた。
共著書に『Improving the Performance of Governing Boards』、『The Effective Board of Trustees』(ともに未邦訳)。「The New Work of Nonprofit Boards」、「Charting the Territory of Nonprofit Boards」(ともに『ハーバード・ビジネス・レビュー』、未邦訳)など多数の論文を執筆。大学教員の仕事と大学におけるリーダーシップに関する研究も行っており、最近では『The Questions of Tenure』(未邦訳)を監修した。
非営利組織のガバナンスとボードのサポートを行う団体であるBoardSourceの理事、ウィートン大学の理事及びエグゼクティブ・コミッティーのメンバー、ガウチャー大学の理事、メアリービル大学の理事を歴任。教育やヘルスケア分野を中心とする100以上の非営利組織の理事会・運営陣のコンサルタントを務めた。2004年にはハーバード大学から「傑出した教授」の1人に選ばれた。
ウィリアム・P・ライアン( William P. Ryan)
高等教育、人権、社会福祉サービスを含む多岐にわたる非営利組織のコンサルタントとして、ガバナンスの向上を支援してきた。その指導力とファシリテーションスキルを認められ、世界中で活動している。
ハーバード・ビジネス・レビュー、スタンフォード・ソーシャル・イノベーション・レビューへの寄稿を含め、多くの論文を執筆。ハーバード大学ハウザー非営利センターのリサーチフェローを10年間務め、現在はハーバード大学ケネディスクールのエグゼクティブ教育プログラムで教えている。同校最初のオンラインコースの1つである彼の授業「Mobilizing Your Nonprofit Board」は、世界60か国の非営利組織のリーダーが受講してきた。
他にも、ハーバード大学教育大学院における高等教育分野のリーダーや、非営利組織のリーダー向けに多くの授業を持っている。コロンビア大学文学士号、ハーバード大学ケネディスクール公共政策学修士号取得。
バーバラ・E・テイラー Barbara E. Taylor
大学や教育関連などの非営利組織向け幹部人材あっせん会社Academic Search Consultations Serviceの元上級コンサルタント。大学理事会連盟の理事及びプログラム・研究のヴァイスプレジデントも務めた。
著書・共著書に『Improving the Performance of Governing Boards』、『Strategic Indicators for Higher Education』、『The Effective Board of Trustees』(ともに未邦訳)を含む8冊がある。「Charting the Territory of Nonprofit Boards」、「The New Work of Nonprofit Boards」(ともに『ハーバード・ビジネス・レビュー』、未邦訳)を含む、ガバナンス、戦略計画、組織の財務状況に関する論文を多数執筆。
100以上の非営利組織に対して、ガバナンス、理事会とCEOや職員の関係性、組織評価・計画の分野でコンサルティングを行ってきた。ウィッテンバーグ大学の名誉理事でもある。
[訳者]
山本未生(やまもと・みお)
一般社団法人WIT共同設立者&代表理事。大学時代、マレーシアの非営利団体での経験を通じて、戦略・ネットワーク・資金の不足が、非営利組織のミッション達成を妨げていることを実感。大学卒業後、民間企業で営業・マーケティングに携わりつつ、SVP東京にて社会起業家を資金・経営面で支援。住友化学株式会社、McKinsey & Companyを経て、2011年、東日本大震災を機にWiA(現WIT)を共同設立、2013年より同代表理事。英語・日本語双方での講演多数。2005年東京大学教養学部総合社会科学科国際関係論課程卒業。2013年MITスローン・スクール・オブ・マネジメントでMBAを取得。ボストン在住。
一般社団法人WIT
組織・セクター・国などの様々な境界を越えて、より良い社会を目指して協働するリーダーを育成する事業を展開。日米の社会的ミッションを持つ組織やビジネスリーダーを対象として、研修、共創のサポート、経営支援、コンサルティングなどを提供している。日本のソーシャルイノベーションのインパクトを海外にも広める活動も行っている。多様な人々が力を合わせながら変化を生み出していくチェンジメイキングコミュニティを育み、世界の誰でもどこからでもより良い社会づくりに力を発揮できる世界を創ることを目指している。
http://worldintohoku.org/
リチャード・P・チェイト (Richard P. Chait)
ハーバード大学教育大学院の名誉教授であり、30年以上にわたり非営利組織のガバナンスを研究してきた。
共著書に『Improving the Performance of Governing Boards』、『The Effective Board of Trustees』(ともに未邦訳)。「The New Work of Nonprofit Boards」、「Charting the Territory of Nonprofit Boards」(ともに『ハーバード・ビジネス・レビュー』、未邦訳)など多数の論文を執筆。大学教員の仕事と大学におけるリーダーシップに関する研究も行っており、最近では『The Questions of Tenure』(未邦訳)を監修した。
非営利組織のガバナンスとボードのサポートを行う団体であるBoardSourceの理事、ウィートン大学の理事及びエグゼクティブ・コミッティーのメンバー、ガウチャー大学の理事、メアリービル大学の理事を歴任。教育やヘルスケア分野を中心とする100以上の非営利組織の理事会・運営陣のコンサルタントを務めた。2004年にはハーバード大学から「傑出した教授」の1人に選ばれた。
ウィリアム・P・ライアン( William P. Ryan)
高等教育、人権、社会福祉サービスを含む多岐にわたる非営利組織のコンサルタントとして、ガバナンスの向上を支援してきた。その指導力とファシリテーションスキルを認められ、世界中で活動している。
ハーバード・ビジネス・レビュー、スタンフォード・ソーシャル・イノベーション・レビューへの寄稿を含め、多くの論文を執筆。ハーバード大学ハウザー非営利センターのリサーチフェローを10年間務め、現在はハーバード大学ケネディスクールのエグゼクティブ教育プログラムで教えている。同校最初のオンラインコースの1つである彼の授業「Mobilizing Your Nonprofit Board」は、世界60か国の非営利組織のリーダーが受講してきた。
他にも、ハーバード大学教育大学院における高等教育分野のリーダーや、非営利組織のリーダー向けに多くの授業を持っている。コロンビア大学文学士号、ハーバード大学ケネディスクール公共政策学修士号取得。
バーバラ・E・テイラー Barbara E. Taylor
大学や教育関連などの非営利組織向け幹部人材あっせん会社Academic Search Consultations Serviceの元上級コンサルタント。大学理事会連盟の理事及びプログラム・研究のヴァイスプレジデントも務めた。
著書・共著書に『Improving the Performance of Governing Boards』、『Strategic Indicators for Higher Education』、『The Effective Board of Trustees』(ともに未邦訳)を含む8冊がある。「Charting the Territory of Nonprofit Boards」、「The New Work of Nonprofit Boards」(ともに『ハーバード・ビジネス・レビュー』、未邦訳)を含む、ガバナンス、戦略計画、組織の財務状況に関する論文を多数執筆。
100以上の非営利組織に対して、ガバナンス、理事会とCEOや職員の関係性、組織評価・計画の分野でコンサルティングを行ってきた。ウィッテンバーグ大学の名誉理事でもある。
[訳者]
山本未生(やまもと・みお)
一般社団法人WIT共同設立者&代表理事。大学時代、マレーシアの非営利団体での経験を通じて、戦略・ネットワーク・資金の不足が、非営利組織のミッション達成を妨げていることを実感。大学卒業後、民間企業で営業・マーケティングに携わりつつ、SVP東京にて社会起業家を資金・経営面で支援。住友化学株式会社、McKinsey & Companyを経て、2011年、東日本大震災を機にWiA(現WIT)を共同設立、2013年より同代表理事。英語・日本語双方での講演多数。2005年東京大学教養学部総合社会科学科国際関係論課程卒業。2013年MITスローン・スクール・オブ・マネジメントでMBAを取得。ボストン在住。
一般社団法人WIT
組織・セクター・国などの様々な境界を越えて、より良い社会を目指して協働するリーダーを育成する事業を展開。日米の社会的ミッションを持つ組織やビジネスリーダーを対象として、研修、共創のサポート、経営支援、コンサルティングなどを提供している。日本のソーシャルイノベーションのインパクトを海外にも広める活動も行っている。多様な人々が力を合わせながら変化を生み出していくチェンジメイキングコミュニティを育み、世界の誰でもどこからでもより良い社会づくりに力を発揮できる世界を創ることを目指している。
http://worldintohoku.org/