イノベーションは日々の仕事のなかに――価値ある変化のしかけ方
パディ・ミラー(著), トーマス・ウェデル=ウェデルスボルグ(著), 平林祥(訳)
価格 | 1,650円(税込) |
頁数 | 240頁 |
判型・製本 | 四六判 並製 |
発売日 | 2014/09/19 |
ISBN | 9784862761910 | 発行 | 英治出版 |
内容紹介
こんなに重要性が認識されているのに、
こんなに研究が盛んなのに、
どうしてイノベーションは起こせない……?
世界最高峰ビジネススクールIESEのイノベーション実践法!
アイデアを引き出し、育て、実現させる「5つの行動+1」
<イノベーションを生み出す「5つの行動+1」>
1.フォーカス 真に重要なことに焦点を絞るには?
2.外の世界とつながる 影響力のあるアイデアを生み出すには?
3.アイデアをひねる アイデアに磨きをかけるには?
4.アイデアを選ぶ 本当に価値のあるアイデアを選別するには?
5.ひそかに進める 社内政治をかいくぐるには?
+1.あきらめない イノベーション追求のモチベーションを高めるには?
<本書の主なトピック>
●ブレスト合宿、アイデアコンテスト…奇抜なことをやっても無駄だ!
●自由な意見を求めてはいけない。フォーカスせよ。
●イノベーションが生まれる「職場環境」と「人間関係」とは?
●優れたアイデアは、「制約」から生まれる。
●マイスターバックスアイデア――顧客にオリジナリティを求めてはいけない?
●なぜ「ドロップボックス」は勝てたのか? アイデア磨きの誤解と本質。
●上司、元上司、同期、経営層……社内政治はこう活かせ!
●「クリエイティビティに褒賞はいらない」は本当か?
●すべての読者を襲う「月曜の朝」問題。その解決法とは?
会社中からアイデアを募っても、やる価値のないものばかり。
ブレスト合宿を実施しても、3日経てばいつものやり方に逆戻り。
イノベーションを生み出せるかどうかは、つまるところ、あなた次第。
――だが、自分自身でイノベーションを起こそうと躍起になってはいけない。
イノベーションを生み出す「5つの行動+1」を、
同僚や部下たちが実践できるよう支援する。
これこそが真のリーダーの仕事なのだ。
原著 Innovation as Usual: How to Help Your People Bring Great Ideas to Life
目次
第1章 フォーカス
第2章 外の世界とつながる
第3章 アイデアをひねる
第4章 アイデアを選ぶ
第5章 ひそかに進める
第6章 あきらめない
エピローグ 「月曜の朝」問題
著者
パディ・ミラー(Paddy Miller)
IESEビジネススクール(スペイン・バルセロナ)教授。リーダーシップと企業文化のエキスパートとして25年以上にわたり、ナイキ、ルフトハンザ、バイエル、ボーイング、世界銀行などにコンサルティングサービスを提供してきた。世界各地のフォーラム、サミットなどでスピーカーとしても活躍。マサチューセッツ工科大学、ハーバード大学、上海の中欧国際工商学院などで講師も務めている。IESEビジネススクールで経営博士号を、ケープタウン大学でMBAを取得。著書にMission Critical Leadership(未邦訳)があるほか、業界誌などに多数の論文を寄稿。グローバルチームのリーダーシップに関する研究成果が認められ、米国経営学会より受賞。
トーマス・ウェデル=ウェデルスボルグ(Thomas Wedell-Wedellsborg)
IESEビジネススクール講師。コンサルティング会社ザ・イノベーション・アーキテクツのパートナー。企業におけるイノベーションと創造性を専門とし、中国やインド、ロシア、シンガポール、英国、フランス、米国、地元デンマークなど世界中にクライアントを持ち、これまでファイザー、アボット、MTVなど多業種にわたる企業のコンサルティングを行ってきた。起業家としては、デンマークの知識共有プラットフォーム「Akademisk Opgavebank」、ハーバードやスタンフォードなどトップビジネススクール出身者のネットワーク「13 MBAs」を設立。現在はロンドンのベンチャー・インキュベーター「BBC WorldWide Labs」とプロダクト・イノベーション会社「Prehype」のアドバイザーも務めている。
[訳者]
平林祥(ひらばやし・しょう)
東京都出身。企業内翻訳者を経て、英米翻訳家。主な訳書に『コトラーのプロフェッショナル・サービス・マーケティング』、『コトラーのホスピタリティ&ツーリズム・マーケティング』(ピアソン・エデュケーション)、『私にはもう出版社はいらない』(WAVE出版)、『ティム・ガンのワードローブレッスン』(宝島社)、『ストーリー・ウォーズ』(英治出版)がある。