ソーシャルデザイン実践ガイド――地域の課題を解決する7つのステップ
筧裕介(著)
価格 | 2,640円(税込) |
頁数 | 頁 |
判型・製本 | A5変形判 並製 |
発売日 | 2013/09/09 |
ISBN | 9784862761491 |
発行 | 英治出版 |
※2024年11月18日出荷分より、本体価格を2,200円から2,400円に変更しました。 |
内容紹介
みんなの幸せを、みんなでつくろう。
いま注目の問題解決手法「ソーシャルデザイン」。
育児、地域産業、高齢化、コミュニティ、災害……
社会の抱えるさまざまな課題を市民の創造力で
クリエイティブに解決する方法を、
7つのステップと6つの事例でわかりやすく解説。
ソーシャルデザインとは「森の中に、道をつくる」活動
高齢化、地域産業、育児、コミュニティ、災害……
社会課題は、鬱蒼とした森のようなもの。
足を踏み入れると出口が見えず、
とらえどころがなく、道に迷うことも多い。
ソーシャルデザインとは、
そんな森に一本の道をつくる活動です。
森を歩き、声を聞き、仲間をつくる。
森の地図を描き、一番必要とされる場所に、
必要な道を、橋を、小屋をみんなでつくる。
それがソーシャルデザインです。
目次
プロローグ 社会課題とソーシャルデザイン
パート1 ソーシャルデザインの行程
第1章 森を知る
・社会課題を大きくつかむ
・現場を歩く
・先人から学ぶ
第2章 声を聞く
・社会課題を「自分ごと」にする
・住民の声を聞く
・管理者の声を聞く
・森の活動家の声を聞く
・声を記録・編集・共有する
第3章 地図を描く
・旅の必需品「イシューマップ」
・「イシューマップ」の情報
・地図を描くための高度な情報整理
第4章 立地を選ぶ
・立地=あなたのプロジェクトイシュー
・最適な立地の定め方
・小さな成功を見通せるイシュー
第5章 仲間をつくる
・みんなでつくり、守る「道普請」
・ともにつくる仲間
・社会を動かす仲間
・仲間づくりのためのワークショップ
・資金づくりは仲間づくり
第6章 道を構想する
・道のアイデアをつくる
・基本の型 ブレインストーミング
・ソーシャルデザインのための3つの型
・アイデアを統合・検証する
第7章 道をつくる
・とにかく、つくる! プロトタイピング
・体験のプロトタイピング
・モノのプロトタイピング
・事業のプロトタイピング
パート2 ソーシャルデザインの実践例
事例1 できますゼッケン(兵庫県神戸市、宮城県・岩手県三陸沿岸)
事例2 ストレスマウンテン(兵庫県神戸市)
事例3 日本の母子手帳を変えよう(全国)
事例4 コミュニティトラベルガイド(福井県福井市他)
事例5 日本婚活会議(群馬県嬬恋村他)
事例6 認知症+ARTワークショップ(熊本県熊本市)
エピローグ ソーシャルデザインのエッセンス
著者
筧裕介(かけい・ゆうすけ)
1975年生まれ。一橋大学社会学部卒業。東京工業大学大学院社会理工学研究科修了。東京大学大学院工学系研究科修了(工学博士)。2008年山崎亮他とソーシャルデザインプロジェクト issue+design を設立。以降、社会課題解決のためのデザイン領域の研究、実践に取り組む。共著書に『地域を変えるデザイン』『震災のためにデザインは何が可能か』など。グッドデザイン・フロンティアデザイン賞(2010)、キッズデザイン賞審査委員長特別賞(2011)、日本計画行政学会・学会奨励賞(2011)、竹尾デザイン賞(2011)他受賞。