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Because I am a Girl――わたしは女の子だから

Because I am a Girl――わたしは女の子だから

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ティム・ブッチャー(著), グオ・シャオルー(著), ジョアン・ハリス(著), キャシー・レット(著), デボラ・モガー(著), マリー・フィリップス(著), アーヴィン・ウェルシュ(著), 角田光代(訳)

価格 1,760円(税込)
頁数 256頁
判型・製本 四六判 上製
発売日 2012/11/19
ISBN 9784862761187
発行 英治出版

内容紹介

角田光代が訳さずにはいられなかった――!
世界を代表する7人の作家が描いた 名もなき女の子たちの物語

本書は、国際NGOプランが推進するBecause I am a Girlキャンペーンの主旨に賛同した作家が、それぞれ異なる国のプランの活動地を取材し、その体験をもとに執筆して生まれた書き下ろし短編集です。執筆陣には『トレイン・スポッティング』のアーヴィン・ウェルシュや『ショコラ』のジョアン・ハリスなど世界一流の作家が参加しています。

角田光代さん自身も、プラン・ジャパンより依頼をうけて2009年と2011年に西アフリカ・マリの女性性器切除の撲滅活動や、インドの人身売買シェルターの様子を取材。そのルポは『CREA』や『日経ウーマン』など各誌に掲載されました。その経緯から、角田さんは本書のコンセプトに共感して翻訳を決意し、このたび出版に至ることになりました。

本書の印税・売上の一部は国際NGOプランに寄付され、途上国の子どもたちを支援する活動に役立てられます。

目次

わたしも女(の子)だからこそ――まえがきにかえて(角田光代)

はじめに(プラン・UK事務局長マリー・スタントン)

道の歌(ジョアン・ハリス)

彼女の夢(ティム・ブッチャー)

店を運ぶ女(ボラ・モガー)

卵巣ルーレット(キャシー・レット)

あるカンボジア人の歌(グオ・シャオルー)

チェンジ(マリー・フィリップス)

送金(アーヴィン・ウェルシュ)

著者

[著者]
ティム・ブッチャー(Tim Butcher)
『デイリー・テレグラフ』紙の元海外特派員で現在はジャーナリストとしてノンフィクション作品やルポを執筆している。

グオ・シャオルー(Xiaolu Guo)
小説家、映画監督。ロカルノ映画祭金豹賞を受賞した『中国娘』やクレテイユ国際女性映画祭で最優秀フィクション賞を受賞した『How is Your Fish Today?』などの作品がある。

ジョアン・ハリス(Joanne Harris)
小説家。ホワイトブレッド賞最終候補作で後に映画化された『ショコラ』をはじめとして『ブラックベリー・ワイン』、『1/4のオレンジ5切れ』(以上、角川書店)などの著作多数。

キャシー・レット(Kathy Lette)
小説家、コラムニスト、脚本家。『渚のレッスン/ハイスクール・グラフィティー』(近代映画社)など著作多数。小説は14ヵ国語に翻訳され、2作は映画化もされている。

デボラ・モガー(Deborah Moggach)
小説家、脚本家。『チューリップ熱』(白水社)をはじめ著作多数。映画『プライドと偏見』では脚本を手がけ、BAFTA賞候補となった。

マリー・フィリップス(Marie Phillips)
人類学とドキュメンタリー制作を学んだのち、テレビ局の調査員、フリーの書籍販売人として働く。『お行儀の悪い神々』(早川書房)著者。

アーヴィン・ウェルシュ(Irvine Welsh)
小説家。映画化された『トレイン・スポッティング』は世界的ヒットを記録した。ほか多数の著作をもつ。

[訳者]
角田光代(かくた・みつよ)
1967年神奈川県生まれ。1990年に「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。その後『対岸の彼女』(直木賞)、『八日目の蝉』(中央公論文芸賞)など著作多数。近刊に『かなたの子』(泉鏡花文学賞)『曽根崎心中』『空の拳』など。