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人を助けるとはどういうことか――本当の「協力関係」をつくる7つの原則

人を助けるとはどういうことか――本当の「協力関係」をつくる7つの原則

  • ¥2,090
    単価 あたり 
税込

エドガー・H・シャイン(著), 金井壽宏(監訳), 金井真弓(訳)

価格 2,090円(税込)
頁数 296頁
判型・製本 四六判 上製
発売日 2009/08/07
ISBN 9784862760609
発行 英治出版

内容紹介

『ビジネス書大賞 Biz-tai2010』1位獲得!

どうしたら、あの人の役に立てるだろう?
「親切のつもりで」、あるいは「相手の助けになるように」とった行動が、実は相手にとってはそうでなかったということは多い。 なぜ、こうした齟齬が起きてしまうのか。起こらないようにするには、どうすればよいのか。 起きてしまったときには、どんな措置を講ずればよいのか。
あたりまえすぎ見過ごされていた「協力関係」の原理原則を、組織行動論のグル、エドガー・シャインが、身近な事例から、わかりやすく提示する。

われわれが、支援者としてもっと有能になれたら誰にとっても人生はよりよいものになる。


・『リーダーシップ入門』『リーダーシップの旅』の金井壽宏氏が監訳。
・「支援」の原理原則を丁寧に解説。
・実践する際のコツや具体的な質問例も満載。実用のためのエクササイズガイドとして役に立つ。


「この最高傑作を読んだ者は、誰でも必ず得るものがある」
―ウォレン・ベニス(リーダーシップ論の権威、経営学者)

「上手に助け、助けられ、よりよい関係が築かれ、そして結果を生み出す。独善でない、真に有用な支援の在り方を教えてくれる、大きな力になる本」
――安斎千華子さま(MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店)

「今年めぐり合った新しい座右の書。リーダーシップをとるためのノウハウではなく、他人に対して「働きかけ」をすることについて書かれた本は、なかったのではないか。」
――鈴木昌之さま(三省堂書店営業本部)


相手の伴走、「プロセス・コンサルテーション」
本書で提案する「支援」は、「押し付け」の支援ではなく、相手の成長につながるプロセスをともにする、という考え方だ。相手の自律を目的とし、相手が何を必要としているかを質問によって導き出し、一緒に答えを考えていく。シャインが、50年もの長きに渡って、暖め続けてきたものだ。


7つの原則にもとづく人を助けるためのさまざまなコツとは?
・支援が受け入れられなくても、腹を立ててはいけない。
・支援を求める人は、気まずい思いをしている。「相手の望みは何か」「どうすれば最高の支援ができるか」を必ず尋ねよう。
・支援する状況が続いているときは、自分の役割がまだ役立つものかどうかを定期的に調べよう。
・不適切な励ましや修正は最小限にしよう。
・全て知っていると思っても、それは他人の問題であなたの問題ではないことを思い出そう。


構成 監訳者による序文
まえがき
1. 人を助けるとはどういうことか
2. 経済と演劇―人間関係における究極のルール
3. 成功する支援関係とは?
4. 支援の種類
5. 控えめな問いかけ―支援関係を築き、維持するための鍵
6「問いかけ」を活用する
7. チームワークの本質とは?
8. 支援するリーダーと組織というクライアント
9. 支援関係における7つの原則とコツ
最後に
解説
監訳者による用語解説
原注

目次

監訳者による序文
まえがき
1. 人を助けるとはどういうことか
2. 経済と演劇―人間関係における究極のルール
3. 成功する支援関係とは?
4. 支援の種類
5. 控えめな問いかけ―支援関係を築き、維持するための鍵
6「問いかけ」を活用する
7. チームワークの本質とは?
8. 支援するリーダーと組織というクライアント
9. 支援関係における7つの原則とコツ
最後に
解説
監訳者による用語解説
原注

著者

[著者]
エドガー・H・シャイン(Edgar H. Schein)
1928年生まれ。マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院名誉教授。シカゴ大学卒業後、スタンフォード大学で心理学の修士号、ハーバード大学で社会心理学の博士号を取得。1956年よりMIT スローン経営大学院で教鞭をとり1964年に組織心理学の教授に就任。1972年から1982年まで組織研究グループの学科長を務めた。2006年に退官し名誉教授となる。組織文化、組織開発、プロセス・コンサルテーション、キャリア・ダイナミクスに関するコンサルティングを行い、アップル、P&G、ヒューレット・パッカード、シンガポール経済開発庁など多数の企業・公的機関をクライアントとしてきた。『キャリア・アンカー』(白桃書房)、『プロセス・コンサルテーション』(同)、『組織文化とリーダーシップ』(同)、『問いかける技術』(英治出版)、『謙虚なコンサルティング』(同)など著書多数。

[監訳者]
金井 壽宏(かない・としひろ)
1954年生まれ。神戸大学大学院経営学研究科教授。1978年京都大学教育学部卒業、1980年神戸大学大学院経営学研究科博士前期課程修了、 1989 年マサチューセッツ工科大学でPh.D.、1992年神戸大学で博士(経営学)を取得。モティベーション、リーダーシップ、キャリアなど、働く人の生涯にわたる発達や、組織における人間行動の心理学的・社会学的側面を研究している。最近はクリニカルアプローチによる組織変革や組織開発の実践的研究も行っている。『変革型ミドルの探求』(白桃書房)、『ニューウェーブ・マネジメント』(創元社)、『経営組織』(日経文庫)、『働くひとのためのキャリア・ デザイン』(PHP新書)、『リーダーシップ入門』(日経文庫)など著書多数。

[訳者]
金井 真弓(かない・まゆみ)
翻訳家。法政大学文学部卒業。主な訳書に、『ダイアローグ 対立から共生へ、議論から対話へ』、『戦略集中講義』、『サーバントリーダーシップ』(以上、英治出版)、『サブプライムを売った男の告白』(ダイヤモンド社)などがある。