Book
ワールドインク――なぜなら、ビジネスは政府より強いから
税込
ブルース・ピアスキー(著), 東方雅美(訳)
価格 | 2,090円(税込) |
頁数 | 352頁 |
判型・製本 | 四六判 上製 |
発売日 | 2008/04/07 |
ISBN | 9784862760241 | 発行 | 英治出版 |
内容紹介
ついにビジネスは政府の力を超えた。ようこそ、ワールドインクの時代へ!
誰も気づかない間に、興味深いことが起こっていた。
現在、世界中の国と企業を経済規模で比較すると、上位100位のうち51を巨大な多国籍企業が占めている。
多国籍企業の上位300社は人類の総資産の25%を所有しており、全世界の貿易の40%以上が、その企業間で行なわれている。
グローバル経済の中で、新たな深刻な問題がいくつも生まれ、各国政府はまだ、その十分な解決策を見出していない。
そう、いまや企業は、国家よりも強大な力を持っている。人々の生活のすべてが、巨大企業によって左右される。環境問題もエネルギーも貧困も紛争も、カギを握るのは政府よりもパワフルな世界的企業――ワールドインクだ。
「では、人類の運命を握る強大な企業に、良心はあるのか? 私たちはそれを、本当に良い方向にコントロールできるのか?」
世界を天国にも地獄にも導きかねない存在、ワールドインク。その強大なパワーを「より良い世界をつくる」ことに活かすため、著者ピアスキー博士は、トヨタ、ヒューレット・パッカード(HP)、シェブロン、ワールプールなど数々の企業の事例を手がかりに、企業・個人の行動指針と新たな世界のトレンドを描き出す。
まったく新しい時代が始まる。突入する準備はできているか? 近未来の真のビジネス・サクセスストーリーの予感に満ちた、明快でエキサイティングな全米ベストセラー経済書!
原著ウェブサイト:http://www.worldincbook.com/
誰も気づかない間に、興味深いことが起こっていた。
現在、世界中の国と企業を経済規模で比較すると、上位100位のうち51を巨大な多国籍企業が占めている。
多国籍企業の上位300社は人類の総資産の25%を所有しており、全世界の貿易の40%以上が、その企業間で行なわれている。
グローバル経済の中で、新たな深刻な問題がいくつも生まれ、各国政府はまだ、その十分な解決策を見出していない。
そう、いまや企業は、国家よりも強大な力を持っている。人々の生活のすべてが、巨大企業によって左右される。環境問題もエネルギーも貧困も紛争も、カギを握るのは政府よりもパワフルな世界的企業――ワールドインクだ。
「では、人類の運命を握る強大な企業に、良心はあるのか? 私たちはそれを、本当に良い方向にコントロールできるのか?」
世界を天国にも地獄にも導きかねない存在、ワールドインク。その強大なパワーを「より良い世界をつくる」ことに活かすため、著者ピアスキー博士は、トヨタ、ヒューレット・パッカード(HP)、シェブロン、ワールプールなど数々の企業の事例を手がかりに、企業・個人の行動指針と新たな世界のトレンドを描き出す。
まったく新しい時代が始まる。突入する準備はできているか? 近未来の真のビジネス・サクセスストーリーの予感に満ちた、明快でエキサイティングな全米ベストセラー経済書!
原著ウェブサイト:http://www.worldincbook.com/
目次
目次
まえがき パトリシア・アバディーン
第1部 静かなる革命
1 ワールドインクの時代 企業の役割が変化する
2 Sフロンティアをめざせ 「社会対応」とは何か
3 社会対応型資本主義 経済は根本から進化する
第2部 変革の視点
4 トヨタに学ぶ 「持続可能な成長」への戦略
5 隠れた企業価値を探せ 屋敷の構造を解き明かす
6 信頼できるリーダーを育てる 10のレッスン
第3部 ピープルインク 資本主義の未来
7 ヒューレット・パッカードの世界観 すべては「あなた」次第だ
8 お金は自分では動かない 投資家が変わる、市場が変わる
9 われわれの新たな責任 価値の変化にどう向き合うか
エピローグ
あとがき ジョージ・ダラス
訳者あとがき
補遺(A・B)
著者
[著者]
ブルース・ピアスキー(Bruce Piasecki)
企業による環境問題への対応について専門性を有する経営コンサルティングファーム、アメリカン・ハザード・コントロール・グループ(AHCグループ)の創設者・会長。エネルギー・環境問題に関して、トヨタ、BP、シェブロン、デュポンなど数多くの有名企業のアドバイザーを務める。ベストセラーとなった『優れた環境を求めて(In Search of Environmental Excellence)』をはじめ環境問題と企業の社会的責任に関する著書多数。本書は数々のビジネスリーダーとの25年余にわたる実践的研究活動の集大成である。
[訳者]
東方雅美(とうほう・まさみ)
慶應義塾大学法学部卒。バブソン大学経営大学院博士課程修了。大手出版社にて雑誌記者として勤務した後、教育関連企業の出版部門にて、経済・経営書の企画・制作に携わる。現在は独立し、書籍の翻訳、編集、執筆、および企画・コンサルティング等を行う。翻訳書に『論理思考力トレーニング法』、共訳書に『リーダーを育てる会社・つぶす会社』、『石油 最後の1バレル』、『グラミンフォンという奇跡』(以上、英治出版)、共著書に『MBAクリティカルシンキング』(ダイヤモンド社)などがある。
ブルース・ピアスキー(Bruce Piasecki)
企業による環境問題への対応について専門性を有する経営コンサルティングファーム、アメリカン・ハザード・コントロール・グループ(AHCグループ)の創設者・会長。エネルギー・環境問題に関して、トヨタ、BP、シェブロン、デュポンなど数多くの有名企業のアドバイザーを務める。ベストセラーとなった『優れた環境を求めて(In Search of Environmental Excellence)』をはじめ環境問題と企業の社会的責任に関する著書多数。本書は数々のビジネスリーダーとの25年余にわたる実践的研究活動の集大成である。
[訳者]
東方雅美(とうほう・まさみ)
慶應義塾大学法学部卒。バブソン大学経営大学院博士課程修了。大手出版社にて雑誌記者として勤務した後、教育関連企業の出版部門にて、経済・経営書の企画・制作に携わる。現在は独立し、書籍の翻訳、編集、執筆、および企画・コンサルティング等を行う。翻訳書に『論理思考力トレーニング法』、共訳書に『リーダーを育てる会社・つぶす会社』、『石油 最後の1バレル』、『グラミンフォンという奇跡』(以上、英治出版)、共著書に『MBAクリティカルシンキング』(ダイヤモンド社)などがある。