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組織の壁を越える――「バウンダリー・スパニング」6つの実践

組織の壁を越える――「バウンダリー・スパニング」6つの実践

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クリス・アーンスト(著), ドナ・クロボット=メイソン(著), 加藤雅則(解説), 三木俊哉(訳)

価格 2,200円(税込)
頁数 352頁
判型・製本 A5変形判 並製
発売日 2018/12/10
ISBN 9784862762610
発行 英治出版

内容紹介

今、求められているのは「越境人材」だ。
しかし、組織の壁を越えるには大きな困難が伴う。
ではどうすればよいのだろうか?

社員数1万を超えるPCメーカー、数百人規模の非営利組織など、
多種多様な世界中の事例を包括的に分析し、導き出した方法論。
この6つの実践が組織を変える。

『組織は変われるか』の著者、加藤雅則氏が解説。
「現在、多くの日本企業は縦割り組織の弊害に悩んでいる。
(中略)そのような状況に対して、組織を活性化させるために、
縦割りを越える試みも行われているが、うまくいかない事例も多い。
本書は、そのような課題を持つ人に向けて、
「実務家が組織の壁を越えていくために、どういう実践がありうるのか」を伝えてくれる。
リーダーシップ教育で定評のあるCCL(Center for Creative Leadership)の研究がベースになっているだけあって、
理論と実践のバランスが絶妙だ。本書が提唱する6つの実践の利点と弊害を両論併記している点にも信頼がおける。」
――加藤雅則(解説より)

目次

序文
はじめに
序章
パート1 人を引き裂く力、束ねる力
第1章 リーダーシップをめぐる状況の変化
第2章 「私たち」と「彼ら」――なぜアイデンティティが重要か
第3章 集団間の境界――グレート・ディバイド
パート2 境界のマネジメント
第4章 バッファリング――安全・安心を確保する
第5章 リフレクティング――敬意を育む
パート3 共通の土台づくり
第6章 コネクティング――信頼を築く
第7章 モビライジング――コミュニティをつくる
パート4 新たなフロンティアの発見
第8章 ウィービング――相互依存を高める
第9章 トランスフォーミング――改革を可能にする
パート5 ネクサス効果
第10章 ネクサス効果とあなた
エピローグ 持ちつ持たれつの未来へ
付録A 研究について
付録B バウンダリー・スパニング・リーダーシップ一覧表
付録C 次なる課題
著者について
謝辞
解説
原注

著者

[著者]
クリス・アーンスト (Chris Ernst)
ビル&メリンダ・ゲイツ財団のディレクター(原著執筆当時は、Center for Creative Leadershipのシニアファカルティ)。多様な文化、組織におけるリーダーシップ研究を専門とし、研究から得られた知見を実践につなげるための活動を積極的に行っている。ノースカロライナ州立大学で産業組織心理学の博士号を取得。
ドナ・クロボット=メイソン Donna Chrobot-Mason
シンシナティ大学准教授(心理学)。同大学の組織リーダーシップセンターのディレクターを務める。ダイバーシティとリーダーシップにまたがる研究を行っている。ジョージア大学で応用心理学の博士号を取得。

[訳者]
三木俊哉(みき・としや)
京都大学法学部卒業。会社員を経て産業・出版翻訳者。訳書に『ストレッチ』(海と月社)、『スノーデンファイル』(日経BP社)、『神経ハイジャック』(英治出版)など。

[解説者]
加藤雅則
エグゼクティブ・コーチ、組織コンサルタント。
慶應義塾大学経済学部卒業、カリフォルニア大学バークレー校経営学修士(MBA)。
ハーバード大学ケネディスクールAPL修了。
日本興業銀行、環境教育NPO、金融庁検査官など様々な職を経て、コーチングに出会う。2000年から7年間、日本におけるコーアクティブ・コーチングの普及に取り組んだ。現在はアクション・デザイン代表。経営トップへのエグゼクティブ・コーチングを起点とした対話型組織開発に従事している。著書に『組織は変われるか――経営トップから始まる「組織開発」』(英治出版)、『自分を立てなおす対話』(日本経済新聞出版社)など。