書籍情報

『ジョージィの物語』

ジョージィの物語

小さな女の子の死が医療にもたらした大きな変化

Josie's Story: A Mother's Inspiring Crusade to Make Medical Care Safe

著者 ソレル・キング
訳者 奥田昌子
訳者 高山真由美
序文 豊田郁子
四六判 並製 440ページ 本体1,800円+税 2015年2月発行
ISBN10: 4-86276-197-6 ISBN13: 978-4-86276-197-2
ジャンル ソーシャルイノベーション, ノンフィクション
キーワード 医療事故, 医療安全, 患者安全, ノンフィクション
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これは、一人の母親の
喪失と再生の記録である。

2001年1月、幸せな家族を悲劇が襲った――。
世界トップクラスの病院で治療を受けていた1歳半のジョージィは、
コミュニケーションの行き違いが招いた医療事故のため、命を落としてしまう。

娘の死を受け入れられない母ソレル。
病院との対立、夫婦の危機、苦悩と葛藤……
絶望の底に沈んでいた彼女は、心ある人々の支えで
少しずつ自分を取り戻していく。

ある日、医療事故で落とす人があまりにも多い現状を知り、
ソレルは新たな決意を固める。それは和解金を使って財団を設立し、
事故を起こした病院で安全への取り組みを始めることだった。

問題の大きさと複雑さに翻弄されながらも、
多くの協力者と出会い一歩ずつ前へ進んでいく。

父を医療事故で失い、病院の改革に身を捧げる若き医師。
医療事故を繰り返さないと誓う看護師たち。
そして、同じ悲劇に見舞われた無数の患者と家族たち。

「医療事故で苦しむのは、関わったすべての人なのだ」
さまざまな人との出会いと触れ合いのなかで見えてきたものとは……。


「世界を変える50人の女性」に選ばれた著者が贈る渾身のメッセージ。

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◆読者からの賞賛の声! ! ◆
読みはじめたら止まらなくなり、一晩で読み切ってしまいました。(20代女性・病院勤務)

誰もができることではないことを成し遂げていくさまに、子を想う母の愛情と強さを感じた。(40代女性・主婦)

ふつうの人間でも強い意志(初めは本人は自覚していなくても)に支えられれば社会の大きなしくみを変えることができるという実話に感動しました。(50代女性・医師)

筆者の苦悩とそれを克服するまでの経過に、とても共感できた。(30代男性・病院勤務)

どこか他人事のように感じてしまうのではなく、この物語に惹き込まれながら、改めて自分の仕事について振り返ることができる、それがこの本の最大の魅力であると思います。(20代女性・管理栄養士)

事故後母親が葛藤しながらも講演を繰り返し、病院関係者の心も動かし、全米の医療従事者や遺族にも大きな反響を呼ぶに至った内容が素晴らしい。(50代女性・看護師)



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◆各界からの推薦 ◆
髙久史麿氏(日本医学会長、医療の質・安全学会 理事長)
嶋森好子氏(東京都看護協会 会長)
種田憲一郎氏(WHO西太平洋地域事務局 患者安全専門官)
鮎澤純子氏(九州大学大学院医学研究院 医療・経営管理学講座 准教授、九州大学病院 病院長補佐)
相馬孝博氏(公益財団法人日本心臓血圧研究振興会附属 榊原記念病院 副院長)
長尾能雅氏(名古屋大学医学部附属病院 副病院長、医療の質・安全管理部 教授)
大熊由紀子氏(国際医療福祉大学大学院 教授、ジャーナリスト)
永井裕之氏(医療の良心を守る市民の会 代表)

日本語版への序文(豊田郁子/IMSグループ新葛飾病院 セーフティーマネージャー、患者家族と医療をつなぐNPO法人「架け橋」理事長)

プロローグ 写真

Part 1 悲劇
1.緑色の屋根の家
2.悲鳴
3.国内最高の医療機関
4.凍てつく日の別れ
5.弔いの鐘
6.根本原因分析会議

Part 2 喪失から再生へ
7.埋葬
8.子供を亡くした夫婦
9.ジャックの願いごと
10.悲嘆セラピー
11.転機

Part 3 変化
12.ジョージィ・キング財団
13.動きだした活動
14.新しい命
15.医師たちの苦悩
16.許すことの意味
17.感謝のつまったバインダー
18.被害者たちの声
19.十万人の命を救えキャンペーン
20.断絶にかける橋
21.小さな町の奇跡

エピローグ 粉雪(パウダースノウ)の日々

日本の読者の皆様へ
謝辞

解説 対立の、その先へ(奥田昌子)
情報の手引き
〈ジョージィの物語――患者安全カリキュラム〉サンプル版
[著者]
ソレル・キング Sorrel King
ジョージィ・キング財団設立者、代表。4人の子どもを育てる専業主婦だったが医療事故で末娘ジョージィをなくす。その後、事故に対する和解金をもとに財団を設立し、医療の安全を推進するための活動をおこなっている。娘の事故の経緯を話した講演DVDは数百の医療機関で上映され、大きな反響を呼んだ。患者側が緊急の診療を要請できる〈迅速対応チーム〉、入院患者の医療参加を支援する〈入院日誌(ケア・ジャーナル)〉、医療従事者の心理ストレスを軽減する〈医療者への支援(ケア・フォー・ザ・ケアギバー)プログラム〉〈看護師日誌(ナース・ジャーナル)〉、教育プログラム〈患者安全カリキュラム〉などさまざまなツールならびにプログラムを開発。全米各地の病院に導入をすすめている。その功績が称えられ『ウーマンズ・デイ』誌の「2010年 世界を変える50人の女性」に選ばれた。


[訳者]
奥田昌子 Masako Okuda
京都大学大学院医学研究科修了、京都大学博士(医学)。現在は内科医、医療専門学校講師として勤務のかたわら、医学文献、医学書の翻訳に従事。患者安全分野の論文、ガイドラインの翻訳多数。訳書に『身体(からだ)が見える・疾患を学ぶ 解剖アトラス(メディカ出版)』など。

高山真由美 Mayumi Takayama
東京生まれ。翻訳者。共訳書にヨリス・ライエンダイク『こうして世界は誤解する』(英治出版)、訳書にアッティカ・ロック『黒き水のうねり』、サラ・ブレーデル『見えない傷痕』(ともに早川書房)、『成功する子 失敗する子』(英治出版)など。

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