Book
問いかける技術――確かな人間関係と優れた組織をつくる
税込
エドガー・H・シャイン(著), 原賀真紀子(訳), 金井壽宏(監訳)
価格 | 1,870円(税込) |
頁数 | 240頁 |
判型・製本 | 四六判 上製 |
発売日 | 2014/11/25 |
ISBN | 9784862761712 | 発行 | 英治出版 |
内容紹介
100の言葉よりも1つの問いかけが、人を動かす。
人間関係のカギは、「話す」ことより「問いかける」こと。思いが伝わらないとき、対立したとき、仕事をお願いしたいとき、相手が落ち込んでいるとき……日常のあらゆる場面で、ささやかな一言で空気を変え、視点を変え、関係を変える「問いかけ」の技法を、組織心理学の第一人者がやさしく語る。
飲食店で、父が店員さんに丁寧に接していたのを見て、誇らしくなったことがありました。謙虚にコミュニケーションを取ることは、決して「敗北」ではない。より豊かな人間関係を築くため、読み返したいと思います。
――三省堂書店有楽町店 岡崎史子様
問いかけることはコミュニケーションの一つの過程であるが、いかにそこに気づき、立ち止まり、その一言を言えるかは、思っているほど簡単ではない。「問いかける」ということに、これだけの効力があったとは。
――TSUTAYA TOKYO ROPPONGI 遠山洵様
目次
はじめに 良好な人間関係と強い組織を築くために
本書について
第1章 謙虚に問いかける
質問することで、どのように人間関係が築かれるのか
謙虚さには三種類ある
問いかけるとはどういうことか
第2章 実例に学ぶ「謙虚に問いかける」の実践
1 妻のメアリーをお茶に誘う
2 勤務先の大学で通話料金を削減する
3 厳しい質問をするCEO
4 タスク・フォースを創設する
5 道案内をする
6 文化の変革を起こす
7 仕事の中身をはっきりさせようとして浮上した問題
8 相手の立場になって考えるがん専門医
まとめ
第3章 ほかの問いかけと「謙虚に問いかける」はどう違うのか
四種類の問いかけ方
・謙虚な問いかけ
・診断的な問いかけ
・対決的な問いかけ
・プロセス指向の問いかけ
まとめ
第4章 自分が動き、自分が話す文化
最大の問題――人間関係の構築よりも、課題の遂行に価値を置く文化
第二の問題――自分が話す文化
なぜ今これが重要なのか これからの仕事では求められるものが変わる
リーダーにとっての特別な挑戦課題
まとめ
第5章 地位、肩書、役割 人々に行動をためらわせる「境界」の存在
地位や肩書
組織、職種、国に特有の文化
信頼と社会的経済学
まとめ
第6章 「謙虚に問いかける」を邪魔する力
「ジョハリの窓」 社会心理学の観点から語る四つの側面
知覚と判断における心理的なバイアス(ORJI)
まとめ
第7章 謙虚に問いかける態度を育てる
学んだことを捨て、学び直す――二種類の不安
結び
本書について
第1章 謙虚に問いかける
質問することで、どのように人間関係が築かれるのか
謙虚さには三種類ある
問いかけるとはどういうことか
第2章 実例に学ぶ「謙虚に問いかける」の実践
1 妻のメアリーをお茶に誘う
2 勤務先の大学で通話料金を削減する
3 厳しい質問をするCEO
4 タスク・フォースを創設する
5 道案内をする
6 文化の変革を起こす
7 仕事の中身をはっきりさせようとして浮上した問題
8 相手の立場になって考えるがん専門医
まとめ
第3章 ほかの問いかけと「謙虚に問いかける」はどう違うのか
四種類の問いかけ方
・謙虚な問いかけ
・診断的な問いかけ
・対決的な問いかけ
・プロセス指向の問いかけ
まとめ
第4章 自分が動き、自分が話す文化
最大の問題――人間関係の構築よりも、課題の遂行に価値を置く文化
第二の問題――自分が話す文化
なぜ今これが重要なのか これからの仕事では求められるものが変わる
リーダーにとっての特別な挑戦課題
まとめ
第5章 地位、肩書、役割 人々に行動をためらわせる「境界」の存在
地位や肩書
組織、職種、国に特有の文化
信頼と社会的経済学
まとめ
第6章 「謙虚に問いかける」を邪魔する力
「ジョハリの窓」 社会心理学の観点から語る四つの側面
知覚と判断における心理的なバイアス(ORJI)
まとめ
第7章 謙虚に問いかける態度を育てる
学んだことを捨て、学び直す――二種類の不安
結び
著者
[著者]
エドガー・H・シャイン(Edgar H. Schein)
マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院名誉教授。シカゴ大学卒業後、スタンフォード大学で心理学の修士号、ハーバード大学で社会心理学の博士号を取得。1956年よりMITスローン経営大学院で教鞭をとり1964年に組織心理学の教授に就任。1972年から1982年まで組織研究グループの学科長を務めた。2006年に退官し名誉教授となる。組織文化、組織開発、プロセス・コンサルテーション、キャリア・ダイナミクスに関するコンサルティングを行い、アップル、P&G、ヒューレット・パッカード、シンガポール経済開発庁など多数の企業・公的機関をクライアントとしてきた。『キャリア・アンカー』『プロセス・コンサルテーション』『企業文化』(いずれも白桃書房)、『人を助けるとはどういうことか』(英治出版)など著書多数。
[監訳者]
金井壽宏(かない・としひろ)
1954年生まれ。神戸大学大学院経営学研究科教授。1978 年京都大学教育学部卒業、1980年神戸大学大学院経営学研究科博士前期課程修了、 1989年マサチューセッツ工科大学でPh.D.、1992年神戸大学で 博士(経営学)を取得。モティベーション、リーダーシップ、 キャリアなど、働く人の生涯にわたる発達や、組織における人間行動の心理学的・社会学的側面を研究している。 最近はクリニカルアプローチによる組織変革や組織開発の実践的研究も行っている。『変革型ミドルの探求』(白桃書房、1991年)、『ニューウェーブ・マネジメント』(創元社、1993年)、『企業者ネットワーキングの世界』(白桃書房、1994年)、『経営組織』(日経文庫、1999年)、『働くひとのためのキャリア・ デザイン』(PHP研究所、2002年)、『リーダーシップ入門』(日経文庫、2005年)『働くみんなのモティベーション』(NTT出版、2006年)、『明日を変える働き方』(日本実業出版社、2014年)など著書多数。
[訳者]
原賀真紀子(はらが・まきこ)
ライター、翻訳者、東京工業大学非常勤講師。慶應義塾大学卒業、米ノースウェスタン大学ジャーナリズム大学院修了。著書に『「伝わる英語」習得術――理系の巨匠に学ぶ』(朝日新聞出版)、訳書にトリシア・タンストール著『世界でいちばん貧しくて美しいオーケストラ』(東洋経済新報社)がある。
エドガー・H・シャイン(Edgar H. Schein)
マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院名誉教授。シカゴ大学卒業後、スタンフォード大学で心理学の修士号、ハーバード大学で社会心理学の博士号を取得。1956年よりMITスローン経営大学院で教鞭をとり1964年に組織心理学の教授に就任。1972年から1982年まで組織研究グループの学科長を務めた。2006年に退官し名誉教授となる。組織文化、組織開発、プロセス・コンサルテーション、キャリア・ダイナミクスに関するコンサルティングを行い、アップル、P&G、ヒューレット・パッカード、シンガポール経済開発庁など多数の企業・公的機関をクライアントとしてきた。『キャリア・アンカー』『プロセス・コンサルテーション』『企業文化』(いずれも白桃書房)、『人を助けるとはどういうことか』(英治出版)など著書多数。
[監訳者]
金井壽宏(かない・としひろ)
1954年生まれ。神戸大学大学院経営学研究科教授。1978 年京都大学教育学部卒業、1980年神戸大学大学院経営学研究科博士前期課程修了、 1989年マサチューセッツ工科大学でPh.D.、1992年神戸大学で 博士(経営学)を取得。モティベーション、リーダーシップ、 キャリアなど、働く人の生涯にわたる発達や、組織における人間行動の心理学的・社会学的側面を研究している。 最近はクリニカルアプローチによる組織変革や組織開発の実践的研究も行っている。『変革型ミドルの探求』(白桃書房、1991年)、『ニューウェーブ・マネジメント』(創元社、1993年)、『企業者ネットワーキングの世界』(白桃書房、1994年)、『経営組織』(日経文庫、1999年)、『働くひとのためのキャリア・ デザイン』(PHP研究所、2002年)、『リーダーシップ入門』(日経文庫、2005年)『働くみんなのモティベーション』(NTT出版、2006年)、『明日を変える働き方』(日本実業出版社、2014年)など著書多数。
[訳者]
原賀真紀子(はらが・まきこ)
ライター、翻訳者、東京工業大学非常勤講師。慶應義塾大学卒業、米ノースウェスタン大学ジャーナリズム大学院修了。著書に『「伝わる英語」習得術――理系の巨匠に学ぶ』(朝日新聞出版)、訳書にトリシア・タンストール著『世界でいちばん貧しくて美しいオーケストラ』(東洋経済新報社)がある。