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オープンイノベーション――組織を超えたネットワークが成長を加速する

オープンイノベーション――組織を超えたネットワークが成長を加速する

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ヘンリー・チェスブロウ(著), ウィム・ヴァンハーベク(著), ジョエル・ウェスト(著), PRTM(監訳), 長尾高弘(訳)

価格 3,080円(税込)
頁数 400頁
判型・製本 A5判 上製
発売日 2008/11/21
ISBN 9784862760463
発行 英治出版

内容紹介

「知識が急速なスピードで日々進化する今日においては、知識資産をできる限り迅速かつ柔軟に構築することがますます重要になっている。本書は、企業が組織の境界を越えて、外部の人材とともに知識を創造しながらダイナミックに活動するための方法を探究し、解き明かしている。」

――野中郁次郎氏(一橋大学名誉教授)

今日の企業にとってイノベーションが極めて重要なテーマであることは言うまでもない。本書は、社内のみならず広く社外の人材・組織・ネットワークを活かして新たな知を創造する「オープンイノベーション」のモデルを第一線の経営学者らが論じた注目作。未来の知識創造企業のあり方が見えてくる。

目次

オープンイノベーション―産業イノベーションを理解するための新しいパラダイム
第1部 企業内のオープンイノベーション実践(新しい難問と新しい発見
オープンイノベーションにおける大企業のコアコンピタンスとは何か
オープンでラジカルなイノベーション―大企業における統合モデルを求めて
オープンソースソフトウェアにおけるオープンイノベーションのパターン)
第2部 オープンイノベーションを支配する制度(専有可能性をオープンイノベーションを遅らせるのか?
企業のイノベーションにおける大学の研究の利用
オープンスタンダードと知的財産権
ソフトウェアにおける知財権―オープンイノベーションに対して持つ意味)
第3部 ネットワークが形作るオープンイノベーション(オープンイノベーションの組織間コンテクスト
知識ネットワークとイノベーションの地理的な位置
システミックイノベーションにおけるオープンイノベーション
バリューネットワーク内のオープンイノベーション)
第4部 まとめ(オープンイノベーション―研究課題)

著者

[編著者]
ヘンリー・チェスブロウ
カリフォルニア大学バークレー校ハース・スクール・オブ・ビジネス、オープン・イノベーション・センター エグゼクティブ・ディレクター。テクノロジーとイノベーションのマネジメントを中心に研究を進めている。著書『OPEN INNOVATION─ハーバード流イノベーション戦略のすべて』は、2003年にNPRのAll Things Consideredでイノベーション書籍のベスト・ブックに選ばれた。サイエンティフィック・アメリカン誌は、2003年のテクノロジー及びビジネス・リーダー・トップ50の1人に彼を指名した。学術論文は、Research Policy、Industrial and Corporate Change、Research-Technology Management、Business History Review、Journal of Evolutionary Economicsに掲載されている。また、よりマネジメント寄りの論文は、Harvard Business Review、Sloan Management Review、California Management Reviewに掲載されている。

[監訳者]
PRTM
PRTMは1976年に米国シリコンバレーで設立された経営コンサルティングファームです。事業戦略と実務をつなぐ、実務戦略(Operational Strategy)の重要性を提唱し、戦略・イノベーションにおける先駆的経営コンサルタントとして国際的に認められています。実務戦略の要素として、R&D、製品・サービスイノベーション、統合サプライチェーンマネジメント、マーケティングとセールスマネジメントおよびカスタマーサービスなどの幅広い分野でのコンサルティングを行っています。 PRTMのコンサルタントは、理工系および医薬系のバックグラウンドを持ち、事業会社での実務経験を有していることが特長です。クライアントと一体となって、実行に深く関与しながら結果を生み出すコンサルティングファームとして高い評価を得ています。

[訳者]
長尾高弘(ながお・たかひろ)
(株)ロングテール代表。東京大学教育学部卒。訳書に『アバウト・フェイス3』、『マイクロソフト ビル・ゲイツ不在の次の10年』などがある。