42日間の旅を終えて・・・

2011年8月20日に出発したこの旅は、42(フォーツー)日後の同年9月30日にゴールした。

 

  • 通算走行距離:3937km
  • 通過都府県:30都府県
  • 出会ったメンバー:約40大学・団体

 

 

 

この旅で教わったことを一言にまとめるとするならば、

 

「見えないものを見ることの大切さ」

 

だと思う。

全国各地に、足を運ばなければ、顔を突き合わせなければ見えなかった頑張りがたくさんあった。

これが見えるか見えないかで、組織全体としての士気は間違いなく変わる。

見る側も変わるし、見てもらった側も変わる。

それを感じ取ったとき、反省したことが一つ・・・

 

「身近な人の見えない頑張りにどれだけ目を向けられていただろうか」

 

距離が近ければ見える、遠ければ見えない、

そんな単純な相関関係ではないと思う。

近いからこそ見落としているものがたくさんあるはず。

「もっと頑張れよ」と思う相手がいたとして、

いったい僕は彼・彼女の頑張りの何パーセントを知っているのだろう。

ミーティングで直接合うのも、1週間(168時間)のうち2、3時間程度。

残りの160時間以上で彼・彼女が何を考え、どんな努力をしているのか、知らないのだ。

「知り尽くすことはできない」という謙虚さは、

距離に関係なく、コミュニケーションをする上で持っていなければならない大前提なのだと学んだ。

 

「見えないものを見ることの大切さ」は、何も「誰かに対して」のことばかりではない。

「自分との闘い」の中でも常に必要なことだった。

終わりの見えない登り坂と何度も対峙してきた。

2度直撃した台風では、身体の危険すら感じた。

それでも突き進む原動力は、まだ見ぬ「その先」をイメージすることでしか生まれない。

 

「物理的には決して辿り着けないような何億光年も離れた星にさえ唯一辿り着ける方法がある」

 

と聞いたことがある。

それは、人の「想像力」

想像力は、過酷な坂を登り切った先にある達成感と爽快な下り坂を見せ、

分厚い暗雲を切り裂いて青空とあたたかな日光に辿り着く。

困難を乗り越える強さは、選ばれた一握りの人間が持つ能力なのではなく、

人間誰もが授かった「想像力」の中に潜んでいるのだと教わった。

 

「TABLEの向こう側」、支援地の子ども達も確かに直接は見えないかもしれない。

それでも、「想像力」を駆使してイメージし、時間と空間を越える食卓を増やし続ける素敵な同志達が、

全国、そして全世界・・・「TABLEのこちら側」に広がりつつある。

国境を越え、世代を越え、業種を越え、確かに繋がり始めている。

100人の小さな1歩ずつが繋がるとき、1人の100歩では起こりえなかった何かが生まれる。

そんな光景を想像しながら、これからもTABLEの両側を想い、飛び続けたい。

いつか、「向こう側」と「こちら側」という境目がなくなるその日に向けて。

 

 

 

そして、最後に一言・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チキンにだって、

できることはある!!!

 

 

 

 

 

8年間、誰よりも練習したサッカー部では、ベンチ外の日々。

サッカーを辞めて、国際協力の世界に入っても、

人見知りで講演やシンポジウムを一人で聞きに行くことすら躊躇。

どこかの団体に所属して活動しようにも、

「どうせ自分なんかじゃまたうまくいかないんじゃ・・・」

とその場足踏みを半年間・・・

 

そんな僕を変えてくれたのは、日本の小学生達でした。

 

サッカー部を辞めてまでして来た国際協力という分野で全然動けない日々が続いていたある日のこと。

中学からの地元の友人から、彼がコーチを務めている小学生サッカーのクラブに遊びにこいとの連絡。

 

「久しぶりにボールを蹴って気晴らしもいいか・・・」

 

そんな気持ちで行ったクラブにいた子達は、最高の笑顔でボールを追いかけていました。

そこには、親の期待やコーチの期待に応えようと力む姿はなく、

ただマイペースにサッカーを愛する姿がありました。

その姿を見て、ふっと肩の力が抜けたのです。

 

どうせ自分は、臆病者なんだ。

「部活を辞めたからにはでかいことをしでかさなきゃ!」

なんていうプレッシャーを自分にかけるのはもうやめよう。

あの子達の同じ、マイペースで。

チキンは、チキンらしいペースで、

自分がやれると思った小さなことを積み重ねてみればいい。

 

そんな僕が最初にやったこと。

それは、

 

「自分が出場する予定だったチャリティーマラソン大会に子ども達を呼ぶ」

 

でした。

仲良くなった子ども達を、誘うだけ。

たったそれだけのことだけど、当日は20人の子ども達・そして親御さんまで参加してくれました。

その参加費で、世界の裏側のエイズ孤児たちが支援を受けられる・・・

 

ただ声をかけて誘っただけで、世界の端っこの端っこを、変えることができた。

 

どんなに小さなことでもいいから、自分にできると思えることを積み重ねる。

それが僕のスタンスになった瞬間です。

そんな僕みたいに、

 

「自分なんてどうせでかいことできないよ・・・」

 

と思っていた人たちが、

 

「これくらいなら、自分にもできるかも・・・」

 

と思うようになること。

そして、それを無駄にしないで実施してみること。

どんなに小さくても。

 

そうやって、小さな1歩がたくさん集まれば、世界って好転していくんじゃないか。

1人で100歩踏み出せるようなスーパーマンじゃなくたって、

100人で小さな1歩ずつを出し合えばいいんじゃないか。

 

そんな僕の気持ちを助長してくれたのが、

その後に出会った「TABLE FOR TWO」でした。

 

食べるだけで世界が少しだけ良くなる・・・

 

これだったら、以前の僕みたいなどんなチキンにだって参加できる活動だ。

この活動が広がれば、多くの人の「臆病」によって封印されていた力を解放できるんじゃないか。

過去の自分が変われたように。

 

100人の1歩ずつを集められる活動!

 

 

 

それからTABLE FOR TWOにのめり込んで、もう4年になります。

 

 

 

僕は未だに自分をチキンだと思っています。

(少しはマシになったけど・・・)

 

できないことに挑むよりも、できることを積み重ねるスタンスを相変わらず大事にしています。

自分の体験を伝えるために、こうやってブログを書いたり、講演したりするようになったけど、

記事を投稿する瞬間はすごい緊張して何度も文章をチェックしなきゃ気が済まないし、

講演の直前は緊張して寝れないし、本番では手が震えることもあります。

 

ここまで書いてきて、気付いたことがあります。

このブログのタイトルを根底からひっくり返すようなことを言ってしまいますが・・・

 

 

 

大事なのは、「脱チキン」じゃなかったのかもしれません。

 

 

 

僕が伝えたかったのは、本当に伝えたかったのは、

 

 

 

「臆病なままでも、できることはちゃんとあるんだよ」

 

 

 

今回の旅を通じて、このブログを通じて、

その想いをどれだけ発信できたかは分かりません。

 

だから、旅は終わったけれど、これからも発信を続けようと思います。

 

まだ世の中に多くいるだろう「過去の自分」・・・「動けぬチキンたち」を、

「動けるチキンたち」に変えられるように。

 

そして自分自身を、「もうちょっと動けるチキン」に育てるために(笑)

 

 

 

旅を支援してくださった、英治出版株式会社様キリンビバレッジ株式会社様

そしてインターン中にも関わらず無謀な旅へ送りだしてくださった(笑)TABE FOR TWO事務局の皆様、

旅先で出会い、様々な形で支えてくれた全ての方々、

本当にありがとうございましたm(__)m

 

 

 

 

 

 

引き続き、ブログを読んでいただけると嬉しいです♪

 

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