『シンクロニシティ』 ~奇跡へと通じる扉は、すでに開いて待っている~

先日書いた記事でもご紹介した本です↓

 

『シンクロニシティ[増補改訂版] 未来をつくるリーダーシップ』著:ジョセフ・ジャウォースキー、英治出版

 

『シンクロニシティ』・・・

共時性。事象間に必ずしも因果で説明できる部分がなくても起こる、二つ以上の出来事の意味深い同時発生。

 

「こんなことってあるの?」

と思えるような奇跡的な出会いが連続して起こった経験、ありませんか?

 

この本は、そんな「シンクロニシティ」についての概説本ではありません。

著者であるジョセフ・ジャウォースキー氏が、

弁護士業を辞めてアメリカン・リーダーシップ・フォーラムを立ち上げる物語が綴られています。

その物語の中で巻き起こった数々のシンクロニシティを、読者は追体験します。

 

読み進めているうちに、強く思いました。

 

 

 

僕もシンクロニシティを体験している・・・

 

 

 

TABLE FOR TWOの東京外大支部を立ち上げ、最初のプロジェクトに取り組んでいる時。

そしてこのブログが立ち上がったきっかけでもある一昨年の自転車の旅の時。

 

こんなに都合良く物事って起こるものなの?

 

自分でも疑ってしまうような出来事が頻発しました。

その中でも最も象徴的である出来事のお話をします。

 

 

 

普通のいち大学生が、

ブータン前王妃にお手紙を送るまでの物語。

 

 

 

僕が42日間の自転車の旅を志したのには、

ある1冊の本が大きく影響しています。

 

『国をつくるという仕事』著:西水美恵子、英治出版

 

著者の西水美恵子さんは、元世界銀行副総裁。

23年間、貧困や悪政と戦ってきた方です。

 

その戦い方に、僕は強い感銘を受けました。

 

途上国に行けば、まずは貧村にホームステイ。

国民の苦しみを自らの身に焼き付けるように体験し、

それを分かっていない政治家に出会えば、

貧しい方々の盾となって「喧嘩をふっかけ」続けてきました。

 

著書の中では、そんな美恵子さんが出会ってきたリーダー達の物語が短編集として綴られています。

著書の教えを一言で表すなら、

 

リーダーたるもの、

草の根を歩き、民の声を聴け

 

です。

その最たる例が、ブータンという国の王族のお話です。

 

村人に「国王の足跡の無い村は無い」と言われるほど、

自らの足で国中の村を回り、一人ひとりの民の声に耳を傾ける国王。

同じように、子育てが一段落した段階で国中を自らの足で歩き回り、

医療の届いていない民のために財団まで立ち上げた当時王妃。

その姿から、国民は王妃のことを「歩くタラヤナ(観音菩薩)」と呼びます。

 

この話を知った時、僕の心の中に想いが芽生えたのです。

 

草の根を歩き、みんなの声を聴こう

 

こうして、僕がずっと関わってきたTABLE FOR TWOの全国のメンバーに会いに、

42日間4000kmの自転車の旅は始まりました。(「歩いて」ない!(笑))

 

旅をしながら、このブログを更新し続けていたのですが、

ある日、旅のきっかけとなった上記の本を紹介する記事を書いたのです。

 

その数日後、1件のコメントがその記事につきました。

 

 

 

ゆ~や君、

心の底からありがとう!
ゆ~や君のエネルギーに脱帽です。
It is not what you do, but how you think about what you do, that changes the world.
おきばりやす!

西水

 

 

 

・・・嘘でしょ?

 

心から尊敬している著者の美恵子さんご本人からのコメントだったのです!

最初は旅の協賛もしてくださった英治出版のどなたかのいたずらだと、本気で思っていました(笑)

 

このご縁から、旅を終えた約1ヶ月後の美恵子さんの講演会にお邪魔し、

ご挨拶させていただける運びとなりました。

 

これだけでも奇跡・・・

でも、奇跡はまだ続くんです。

 

旅が終わってから美恵子さんの講演まで、1ヶ月ほど間がありました。

その間に、改めて影響を受けたブータン王妃のお話を記事に書いたんです。

 

この話を読んでいなければ、

この旅はなかったのではないか・・・

 

と。

この記事が後に奇跡をもたらすとも知らずに・・・

 

そして美恵子さんとの対面の日がやってきました。

感動のあまり、即、握手(笑)

その時、美恵子さんの口からとんでもない真実が語られました。

 

「あなた、この前タラヤナのこと書いてたでしょ?」

 

はい、書きました。

 

「あれを読んだ時ちょうど、私はブータンにいたのよ。」

 

・・・えっ?

 

「そして、その後ちょうど、タラヤナと会ってたの。」

 

・・・

 

「あなたの話をしたら、王妃は涙を流して聞いていたわ。」

 

・・・・・・

 

 

 

「私が仲介するから、王妃に手紙を書きなさい。」

 

 

 

・・・

 

 

 

信じられますか?

 

僕はただ、美恵子さんやタラヤナからもらった勇気や知恵や想いを、

「ただブログに書いただけ」なんです。

 

それを、信じられないことに美恵子さんご本人が拾ってくださり、

もっと信じられないことに、日本海とヒマラヤを超えて王妃の元へ届いたのです。

 

 

 

シンクロニシティ・・・

事象間に必ずしも因果で説明できる部分がなくても起こる、

二つ以上の出来事の意味深い同時発生。

 

 

 

それ以外の何なのでしょうか。

 

『シンクロニシティ』の本を読みながら、

この時の話がなんどもフラッシュバックしました。

 

そして、読み終えた時、ある一つの学びが心に深く残ったのです。

 

 

 

奇跡へと通じる扉は

すでに開いて待っている

 

 

 

あの時、美恵子さんはブータンにいた。

そして、タラヤナに会うことになっていた。

 

それは動かしようのない事実です。

 

あとは、僕が想いを投げ込むだけ

 

扉はすでに、開かれて待っていたのです。

 

きっと、世の中で起きる奇跡のような出来事は全てそう。

見えないけど開かれている扉の向こう側に、

自分の想いを行動にして投げ込んだ時、

扉のこちら側と向こう側は共鳴し合い、

奇跡をもたらすんです。

 

われわれが他人と深くつながり扉がひらいている状態は、
そこにあって、われわれを待っている。

p.271

 

教わる者の用意が整ったら ? 師は現れる

p.306

 

全体のある部分でなされる取るに足りないように見える行動は、
遠く離れたところで現れる非局所的結果をつくり出す。
目には見えないつながりは、離れた、驚くような場所で効果を現すのである。

p.222

 

自分はより大きな全体の一部であると信じて行動し、
その一方で柔軟性や忍耐力や鋭い認識力を持ちつづけると、
「手に入るなどとは誰も夢にも思わないような、
あらゆる種類の思いがけない出来事や出会いや物質的援助」
が手に入るようになるのだ

p.143

 

一心に取り組むことを決意すると、
その瞬間に神意も動き出すのである。

p.207

 

心から本当に何かを一心に望んだら、
宇宙のすべてが夢の実現を助けてくれる

p.364

 

 

 

■自分が「大きな繋がり合う全体」の中の一部であるという自覚を持つこと

■一心に取り組む決意をすること

■すでに開かれている奇跡への扉を信じ、些細でもいいから行動を起こすこと

 

これらを満たせば、またシンクロニシティが起きるんじゃないかと、

この本を読んで強く感じています。

 

これから旅に出ようとしている人、

旅の途中でつまずいている人、

 

ぜひ一読してみてください。

 

『シンクロニシティ[増補改訂版] 未来をつくるリーダーシップ』著:ジョセフ・ジャウォースキー、英治出版

 

あなたの人生にも

素敵なシンクロニシティが起きますように

扉はすでに開いて、あなたを待っています。

 

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