両足

二本の足で立つ力さえ奪われた

 

固い地面の奥深くへと

難なく沈んでゆける体

 

励ましは無慈悲にこだまし

容赦のない悲痛な叫び声が寄り添った

 

躊躇いのない暗闇は

優しささえ感じさせ

流れは同調し

ひと雫の癒しをもたらした

 

光を恐れ

闇へと安住せし者は

もうひと時・・・

もうひと時と

深海の椅子に腰を下ろす

 

 

 

差し伸べられた数々の手を

いつまで拒み続けるのか

 

立ち上がる足は

その両足でしかない

 

大地に立ったその時から

1平方センチあたり1kgの大気圧に耐えてきた

その両足しか

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。