今日紹介する本は、
ついこの前まで(もしかしたら今も)書店で平積みにされていたこの1冊です↓
著者のリンダ・グラットン氏は、
ロンドン・ビジネススクールの教授であり、
英国タイムズ紙が選ぶ「世界のトップ15のビジネス思想家」でもあります。
そういう意味で、
この本の理解はワールド・スタンダードだと言えるかも知れません。
自分の将来像、家族の将来像、大切な人の将来像・・・
これらを考えている人たちは、
ぜひぜひ読んでみてください。
[こんな人にオススメ]
■現在本格化中であろう「就職活動」において、2025年までに起こるであろう変動と働き方の将来像を知っておきたい人
■書店にたくさんある日本・世界の「将来図」に関する本でどれがいいか迷っていた人
■「時代の速過ぎる変化に置いてかれる・・・」と将来が不安な人
[概要]
この本で書かれている内容は、主に下記の4つです。
(1)未来を形成する5つの要因
(2)5つの要因それぞれの中で現れるであろう32の具体的現象
(3)上記の(1)(2)によって、「漫然と迎える未来の暗い現実」を迎える人々と、「主体的に築く未来の明るい日々」を手にする人々を、架空の人物を設定してありありと描いたストーリー
(4)(3)の後者の「明るい未来」を手にするために必要な3つの働き方のシフト
(1) 未来を形成する5つの要因
箇条書きを見てもピンとはこないかもしれませんが・・・
====================
?テクノロジーの変化
?グローバル化の進展
?人口構成の変化と長寿化
?社会の変化
?エネルギー・環境問題の深刻化
====================
5つそれぞれのカテゴリーの中で、
起こるであろう具体的な現象が32個紹介されているのですが、
全部書くとネタバレになるので(笑)、
そこは実際に本を手に取ってみてください。
32の現象から自分に当てはまりそうなものを選び、
そうして選んだものに対して適切に対応できるか否かが、
下記のいずれの未来が訪れるかの分かれ道だと言います。
『漫然と迎える未来の暗い現実』
『主体的に築く未来の明るい日々』
(3)の「それぞれの未来像を描いた架空のストーリー」も、
実際に本を手に取って読んでみてください。
(4)3つの働き方のシフト
後者の明るい未来を選び取るためには、
本書のタイトル通り、
仕事感の「シフト」が必要になってきます。
?「広く浅い知識しか持たない『ゼネラリスト』」から、「高度な専門技能を連続して備えてゆく『スペシャリスト』」へのシフト
?「孤独に競い合う生き方」から、「他者と協力し合いながら起こすイノベーション」へのシフト
?「大量消費志向のライフスタイル」から、「意義や情熱を感じる経験を重んじるライフスタイル」へのシフト
ちなみに、?に関連して、
高い専門性を習得するために必要な時間は、
おおよそ10000時間だそうです。
1日3時間訓練して、9~10年かかる計算です。
本書が語る2025年まで、あと10年ちょっと・・・
スタートするにはいい時期かもしれませんね。
「ワークシフト」、僕も読んですごい刺激を受けました。
他の書籍でも、こういった未来が描かれているので、本格的に準備をし始めなきゃなぁと思います。
〉ナガタユウスケさん
コメントありがとうございます!
とても刺激を受ける本ですよね。
「高度な専門技術をつけるのに10000時間・・・」
2025年から逆算して、準備はまさに今からって感じですね!