深海と太陽

赤い夕日・・・

燃えるような日が沈むころ
課されたものを一通り以上終えて
体を休めに静寂の場所へと向かう

 

 

 

深緑の森・・・

僕以外は近づかない
僕以外は近づけない
光を裏切った薄暗い森の中へ

 

 

 

白い泉・・・

浮かぶ一艘の小さな船
波立つ水面を両の手で平らげて
ゆっくりと体を横たえる

 

 

 

青い雨・・・

沈黙よりも静かな雨音
重荷を降ろした船は
重力の法則を破り沈んで行く

 

 

 

黒い海・・・

瞼の裏の漆黒の奥へ、深く、深く
すれ違う無数の深海魚達に教えを乞う
光の届かぬ場所でも自ら輝ける方法を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深海のイス・・・

誰の声も届かない深い海の底に
空席がひとつ

前かがみにゆっくり腰を降ろし
閉じた瞼をもうひとつ瞑る

濃厚な深海の酸素をゆっくりと吸いこむ
地上よりも心地よい深海の呼吸

ごぽごぽとあぶくが地上に昇る音だけを聴きながら
誰もいない海の底の孤独に浸る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝の光・・・

どんなに深く潜っても
あらゆる波を器用に避けながら緩やかに届く

僕を連れ戻す時間を知らせるために
その日の分の重荷を片手にやってくる

 

 

 

最後の深呼吸・・・

深海の酸素をたっぷりと吸い込み
託された重荷を背負う

相変わらず裏返った重力の法則に乗っかり
僕の体は地上へと浮かんで行く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地上の空気・・・

薄い、いつものごとく薄い
そんな息苦しさの中を
人々は躍動する

 

 

 

許された時間・・・

おそらくそう長くはない
心地よい深海のイスで全てを過ごすには
少しもったいないくらいに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きっと、僕らは幸運だ

地上と深海の行き来が許された
水圧の変化に耐えられる体を与えられた
息苦しい地上でのあらゆる出会いに恵まれた

自ら輝ける深海魚すら持たぬ力を
僕らには授けられたのだから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全てを許す太陽・・・

時に深海に逃げ込んでも
優しく見つけ出してくれる

地上の尊さを伝えながら
深海の癒しを理解してくれる

 

 

 

太陽・・・

自ら姿を見せることのできない月を描き
自ら温もることができない地球を暖め
自ら輝くことのできない僕を照らし出す

それは、何も形容する必要なき宝

 

 

 

ため息をひとつ・・・

諦めのような、腹をくくるような
そんな想いで森を抜け出し
今日も息苦しい地上を駆けて行く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深海は、いつでも待っている

 

 

 

太陽も、いつでも待っている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから

 

 

 

 

 

大丈夫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

たまにこういう落書きをしたくなるんです。
理屈じゃなくて、深いところからわき出るイメージをそのまま出す、みたいな。
子どもの落書きってそんな感じじゃないですか?(笑)

だから、この前のきこりの話と合わせて、
ブログカテゴリーは「落書き」にしました。

 

今回書いたのは、『睡眠』のイメージです。

 

タイトルは『睡眠グ』にしようかともしたけど、
「ギャグかい!」って言われそうなので変えました(笑)

 

インスピレーションのほとんどはここからもらってます↓

 

 

Mr.Childrenのアルバム『深海』です。

最近のミスチルの曲しか聴いたことのない人なら、
聴くと 驚くと思います。

かなりダークな曲が多いです(笑)

でも、実は僕が一番好きなアルバムです。

 

なんで、深海にイスを置いたんだろう

 

その応えは、自分なりには出ています。

 

人には、暗闇に浸る時間が必要なんです。

光ばかりが良しとされるけれど、
あんまり眩しいところに居過ぎると危ないんです。

本当の暗闇が訪れた時、何も見えないから。

 

だから時々瞼を閉じたり、暗い場所に行って目を慣らしておかないと、
本当の暗闇が訪れた時に、落ちたらもう二度と戻ることのできない『深淵』に足を踏み外す。

 

そうならないように、時々深海に逃げ込むことを肯定してくれるんです、このアルバムは。
でもずっとそこにいるわけにはいかないから、

ひと休み・・・

のつもりで、イスを置いてくれたんだなって。
ゆっくりしてもいいから、一区切りついたらまた立ち上がれよって意味で。

「深海」っていうタイトルにしながら、写真見るとちゃんとうっすら光が届いてるでしょ?
そこも、

いつでも戻れるからね

っていう優しさなんだと思います。

だから、今日の落書きの中に僕は無意識に太陽の話も少し混ぜたんだと思います。

 

本当に優しい人たちは、こういう暗い部分をきちんと知っているし、
それを否定しようとしないんです。
無理やり励ましたり、無理に光を当てようとしたりしない。
「そういう時間も必要だよね」ってことが分かってる。

BUMP OF CHICKENも大好きなアーティストですが、
聴いてると「光を恐れる」ような歌詞があちこちに出てきます。

これは、「今は暗い場所に暫く居たい」っていう人に対する優しさ。
理解の印。

僕はそう思います。

 

 

 

今日は「暗闇」とか「深海」のことだったけど、
そのうち「光」の話もしますね。

チャリ旅中だいぶインスピレーションを得たので。

過去に書いた事もあるけどね、改めて。

 

 

 

たぶん今日は僕自身、少し暗い場所にいたい気分なんだと思います。
波が激しくて困る・・・

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