書籍情報

『神経ハイジャック』

神経ハイジャック

もしも「注意力」が奪われたら

A Deadly Wandering: A Tale of Tragedy and Redemption in the Age of Attention

著者 マット・リヒテル
訳者 三木俊哉
解説 小塚一宏
四六判 並製 536ページ 本体2,400円+税 2016年6月発行
ISBN10: 4-86276-214-X ISBN13: 978-4-86276-214-6
ジャンル ノンフィクション
キーワード テクノロジー, 神経科学, 注意力
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Book of the Year四冠、アマゾンBest Books of the Month受賞
ピュリツァー賞記者が「現代人の病理」に迫る科学ノンフィクション

ながらスマホは命を奪う!?
飲酒運転以上の衝突リスク、20分の1まで視野低下、記憶が曖昧に。
脳はすごい。だが限界を超えるとコントロール不能になる。その先には…?

ニューヨーク・タイムズ記者が、人間の注意力を扱う最先端サイエンスと
謎めいた自動車事故をめぐる人間ドラマを織り交ぜながら、
テクノロジーが人間の脳にもたらす多大な影響力を探る。
※日本語版特別付録として、「ながらスマホ研究」の第一人者、
小塚一宏教授(愛知工科大学)による解説を収録。

「マルチタスクが可能な電子デバイスと、シングルタスクをむねとする人間の脳のあいだに存在する、ときに命にさえかかわる緊張関係を解き明かす。読みだしたらやめられないだけでなく、これは人の命を救える一冊だ」――ニコラス・カー、『ネット・バカ』『クラウド化する世界』著者

■もしも「注意力」が奪われたら? ある青年に起きた悲劇を、最新科学が解き明かす
2006年のある夏の日、米ユタ州に住む青年レジー・ショーが、運転中の「ながらスマホ」によって衝突事故を起こし、2人のロケット科学者が命を落とした――。本書はこのレジーに焦点を当て、悲惨な事故、警察の捜査、州当局による思いきった起訴(当時はほとんど前例がなかった)、そして判決からレジー本人の贖罪までのドラマを丹念に追う。

またこれと並行して、人間の注意力、テクノロジーが脳に及ぼす影響について、デイビッド・ストレイヤー(ユタ大学・認知心理学)、アダム・ガザリー(カリフォルニア大学・脳神経学)ら科学者の知見をもとに紹介する。そこで明らかにされるのは、いまや私たちの日常にすっかり根づいた各種デバイスが人間の奥深い社会的本能に作用し、刺激を求める脳の部位を疲弊させ、
結果的に限りない衝動、さらには依存症をも引き起こすという事実だ。

■テクノロジーが持つ多大な影響力を、ピュリツァー賞記者が掘り下げた話題作
著者は不注意運転のリスクと根本原因を明らかにし、広く警鐘を鳴らした一連の記事でピュリツァー賞を受賞。本書は一般読者から研究者、ジャーナリスト、政治家までに絶大に支持され、Best Books of the Month(Amazon)、Best Book of the Year(Kirkus Reviews, San Francisco Chronicleほか)などに輝いた。
(原題:A Deadly Wandering: A Tale of Tragedy and Redemption in the Age of Attention)

プロローグ
第1部 衝突
第2部 審判
第3部 贖罪
エピローグ
おわりに
謝辞
訳者あとがき
解説
索引

[著者]
マット・リヒテル Matt Richtel
『ニューヨーク・タイムズ』記者。テクノロジーが人々の生活に与える影響など、幅広いテーマを取材。不注意運転のリスクおよびその根本原因を明らかにし、広く警鐘を鳴らした一連の記事で、2010 年にピュリツァー賞(国内報道部門)を受賞。小説も3 作執筆している。カリフォルニア大学バークレー校、コロンビア大学ジャーナリズム大学院卒業。神経科医の妻、子ども2 人とサンフランシスコ在住。

[訳者]
三木 俊哉 Toshiya Miki
京都大学法学部卒業。会社勤務を経て翻訳業。主な訳書に、『チャレンジャー・セールス・モデル』(海と月社)、『ヴァージン・ウェイ』(日経BP 社)、『世界はひとつの教室』(ダイヤモンド社)、『ヘッジファンド(I)(II)』(楽工社)、『良い習慣、悪い習慣』(東洋経済新報社)など。

[解説者]
小塚 一宏 Kazuhiro Kozuka
愛知工科大学教授(工学部情報メディア学科)。名古屋大学大学院工学研究科修了(工学博士)。専門は交通工学。(株)豊田中央研究所にてETC(自動料金収受システム)の基礎研究や自動車用エンジンの燃焼研究に従事した後、2002年、愛知工科大学に着任。2004年からドライバーの動作・視線の計測解析、歩行中・運転中のスマートフォン操作の危険性などを研究。工学部長・工学研究科長(2011年度~2014年度)を経て現在、高度交通システム研究所長を兼務。

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