0
Book
誰が世界を変えるのか――ソーシャルイノベーションはここから始まる

誰が世界を変えるのか――ソーシャルイノベーションはここから始まる

  • ¥2,090
    単価 あたり 
税込

フランシス・ウェストリー(著), ブレンダ・ツィンマーマン(著), マイケル・クイン・パットン(著), エリック・ヤング(著), 東出顕子(訳)

価格 2,090円(税込)
頁数 288頁
判型・製本 四六判 上製
発売日 2008/08/18
ISBN 9784862760364
発行 英治出版

内容紹介

ひとりの一歩が、こうしてすべてを変えていく

人は誰でも、世の中の現実に不満や疑問を抱くことがある。身のまわりの世界を、よりよいものにしたいと望む瞬間がある。だが、私たちは、社会を変えるのは一握りの偉大な人々だと考えがちだ――が、そうではない。世の中の変化は、時代の流れは、意外なところで生まれるのだ。

ソーシャルイノベーション――劇的な社会変革は、物事を個別に見ることをやめ、社会のシステムを構成するさまざまな要素間の関係をつかむことから始まる。この「システムと関係」のレンズを通して、本書は人と人、個人と集団、人と社会の間にひそむ関係性のルールを明らかにする。

犯罪を激減させた"ボストンの奇跡"、HIV/AIDSとの草の根の闘い、いじめを防ぐ共感教育プログラム、失業・貧困対策、自然保護、障害者支援……それぞれの夢の軌跡から、コミュニティを、ビジネスを、世界を変える方法が見えてくる。インスピレーションと希望に満ちた一冊。

目次

第1章 暮れ初めの灯り
第2章 「かもしれない」をめざして
第3章 静思の時
第4章 強力な他者
第5章 世界があなたを見つける
第6章 冷たい天国
第7章 歴史と希望が韻を踏む時
第8章 ドアは開く

著者

[著者]
フランシス・ウェストリー(Frances Westley)
戦略的変革とビジョナリー・リーダーシップの分野で幅広い著書がある。デュポン・カナダのソーシャルイノベーション・シンクタンクを率いる。マギル大学経営大学院を拠点に活動しており、本書の発想の多くはそこで発展した。

ブレンダ・ツィンマーマン(Brenda Zimmerman)
ヨーク大学シューリック・ビジネススクール教授。組織を複雑系の理論に当てはめた研究・執筆活動に携わっている。

マイケル・クイン・パットン(Michael Quinn Patton)
フリーの組織開発コンサルタント。プログラム評価の技術と科学に関する著書多数。

[訳者]
東出顕子(ひがしで・あきこ)
翻訳家。津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業。翻訳会社勤務を経てフリーに。訳書にシェリー・カーター=スコット『ハートフル・ストーリーズ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2006年)、ロレッタ・シュワルツ=ノーベル『アメリカの毒を食らう人たち』(東洋経済新報社、2008年)など。