書籍情報

『未来をつくる資本主義』

未来をつくる資本主義

世界の難問をビジネスは解決できるか

Capitalism at the Crossroads -- Business, Earth, and Humanity

著者 スチュアート・L・ハート
訳者 石原 薫
四六判 上製 352ページ 本体2,200円+税 2008年3月発行
ISBN10: 4-86276-021-X ISBN13: 978-4-86276-021-0
ジャンル 政治・経済
キーワード 資本主義, グローバル化, BOP
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環境破壊、エネルギー問題、貧困、人口増加、テロリズム……

世界の不都合は、ビジネスが解決する!

真の「持続可能なグローバル企業」とは、世界の貧困国(BOP)のクオリティ・オブ・ライフを高め、後世のために地球の生体系の健全性を守るビジネスを創造し、なおかつ利益を上げる企業である。

21世紀に求められるのは、多くの犠牲を払い少数に富をもたらした産業革命の資本主義ではなく、経済ピラミッドの底辺(BOP)に想像を絶するほど莫大なビジネスチャンスをつくり、既存企業の地位をも奪う、新しいダイナミックなグローバル資本主義である。

営利を目的とする企業こそが、人類を持続可能な社会へと導く

テロリズム、環境問題、反グローバリズムの勢力によって、グローバル資本主義は現在、重大な岐路に立たされている。同時に、今日のグローバル企業もまた岐路にある。著しい方向転換をしない限り多国籍企業の未来は暗いままだろう。

今、直面している地球規模の難問に対処しなければ、甚大な環境変化が起こる可能性がある。これらの課題に、建設的に対処することが、資本主義が次の世紀も繁栄し続け、人類に利益をもたらすための鍵を握っているのだ。

「持続可能なグローバル企業」とは、利益を上げつつ、世界の貧困層の生活レベルを向上させ、後世のために生態系の健全性を守るビジネスを創造するという、民間主導の開発アプローチを表している。

我々は、未来のために何を残せるのか? 挑戦はすでに始まっている。

序文
プロローグ
第1部 世界を俯瞰する
第1章 企業責任からビジネスチャンスへ
第2章 不調和な世界
第3章 持続的価値ポートフォリオ

第2部 環境保護を超えて
第4章 創造的破壊と持続可能性
第5章 下向きの大躍進
第6章 ピラミッドの底辺を目指して

第3部 土着化する
第7章 帯域幅の広い企業へ
第8章 ネイティブ力を身につける
第9章 持続可能なグローバル企業へ
エピローグ
著者:スチュアート L. ハート(Stuart L. Hart)
持続可能な開発と環境保護に関するビジネス戦略研究の世界的権威。コーネル大学ジョンソンスクール、サミュエル・C・ジョンソンSustainable Global Enterprise寄附研究部門教授および経営学教授。ミシガン大学デビッドソン研究所およびオランダのティルブルフ大学の上級研究員でもある。現職以前は、戦略経営学を教える傍ら、ノースカロライナ大学ケナンフラグラー・ビジネススクールにCSE(Center for Sustainable Enterprise)を、ミシガン大学にCEMP(Corporate Environmental Management Program)を創設する。クライアント企業は、デュポン、ヒューレット・パッカード、プロクター&ギャンブル、シェルなど多岐にわたる。ハーバード・ビジネス・レビュー誌の最優秀論文に贈られるマッキンゼー賞を受賞した1997年の「環境保護のむこうに:『持続可能性』のための経営戦略」(Beyond Greening: Strategies for a Sustainable World)で、持続可能な企業経営に向けた動きに先鞭をつける。さらに2002年にC・K・プラハラードと著した先達的な共同論文「ピラミッドの底辺に隠れた富」(The Fortune at the Bottom of the Pyramid)で、開発途上地域の貧困層40億人のニーズに応え、同時に利益を上げるビジネスの可能性を最初に示す。

訳者:石原 薫(いしはら・かおる)
メーカー、ブランドコンサルタント会社、デザインコンサルタント会社勤務を経て翻訳に携わる。おもな訳書に、『Google 最強のブランド戦略』(ソフトバンククリエイティブ)、『シュガーマンのマーケティング30の法則』『世界一の「売る!」技術』『私に売れないモノはない!』(以上、フォレスト出版)、『スタイル』(ブックマン社)、『偉大な、アマチュア科学者たち』(主婦の友社)、『金のつくり方は億万長者に聞け!』(扶桑社)、『ハーバード・ビジネス・エッセンシャルズ(2)人事力』『同(6)創造力』(以上、講談社)がある。
各界をリードする著名人が続々推薦!

持続可能性の時代は到来した。しかし今、われわれは経済システム全体にそれを浸透させねば、長期健全性は保てない。そのためにも、資本が最善の用途に効率的に配分されるよう市場の進化をさらに進めることだ。今まさに、180度の意識改革が必要だ。われわれは地球を、破産する企業ではなく、長期投資としてみるべきである。

『不都合な真実』著者、元アメリカ合衆国副大統領
2007年ノーベル平和賞受賞者
アル・ゴア

本書は強力な理論に裏打ちされ、実例に富んでいる。著者は、責任を伴うマクロ経済と企業成長への先駆的ロードマップを提供している。

『イノベーションのジレンマ』著者、ハーバード・ビジネススクール経営学教授
クレイトン・クリステンセン

グローバルな産業の発展が貧富の格差拡大や自然環境(そしていずれ人類全体)の破壊をもたらさないための斬新なアイデアを、世界は切望している。この10 年間、スチュアート・ハート氏ほどこのニーズに応えている人はいない。彼は企業が今後果たせる役割とビジネス戦略における新たな考え方を示した。本書は、これまでの多くの議論に疑問を呈し、またまちがいなく新たな議論に火をつけるだろう。今まさにそれが必要とされている。

『最強組織の法則』『出現する未来』著者、MIT組織学習協会(SoL)教授
ピーター・センゲ

この本が、企業が企業自身の長期存続のためにその思考プロセスを変え、将来のビジネスを取り巻く現実に適応する努力を始めるきっかけになることを願っている。ビジネスリーダーだけでなく、資本主義の問題を解決しようとする読者にヒントを与える本である。

グラミン銀行創業者・総裁、2006年ノーベル平和賞受賞者
ムハマド・ユヌス

21世紀の企業にとっての実践可能なマニフェストである。企業のマネジャーに地球問題を富の創造によって対処する枠組みと、その両者のつながりを明示本書は、社会における企業の役割と責任に関する議論のターニングポイントになる。

『ネクスト・マーケット』『コア・コンピタンス経営』著者
C・K・プラハラード

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