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ほんとうの「おいしい」を知っていますか?

ほんとうの「おいしい」を知っていますか?

  • ¥1,540
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税込

安井美沙子(著)

価格 1,540円(税込)
頁数 192頁
判型・製本 四六変形判 並製
発売日 2007/04/27
ISBN 9784862760050
発行 英治出版

内容紹介

ワインの蘊蓄を語りながら、お昼はいつもコンビニおにぎり……。

こうした食生活、身に覚えがないと言えるでしょうか?

ワインやチーズにこだわりを持つなど「グルメ志向」でありながら、一方ではコンビニの常連でお昼は添加物いっぱいのおにぎりが定番。都会の多くの人たちがこうした食生活を送っていることは、否めません。

実は、このような食に対する無意識の感覚が「食」業界の悪循環を加速させています。この悪循環こそが「悪魔のサイクル」と呼ばれるものです。

本書では、「食」流通のカラクリを解説。生産者、メーカー、流通業者、スーパーなど、それぞれの思惑・最新状況をわかりやすく示しています。「メーカーに不祥事が出る理由」や「どのように特売品ができるのか」など、日頃疑問に感じることもわかるようになります。

「食」流通全体を見渡してみることで、自分たちの食生活が、どれだけ全体に影響を与えているかに、驚かされるはずです。

目次

第1章 ほんとうの「おいしい」を知っていますか?

第2章 「食」流通の実態をさぐる
・外食: その「こだわり」はホンモノ?
・中食: 時代が生み出した必需品
・食品小売: 素材の提供から、アイデアの提供へ
・卸売: 「情報力」が命運を分ける
・食品メーカー:「商品」としての「食」
・生産地: 都会から見えない「農」

第3章 「悪魔のサイクル」から「天使のサイクル」へ

著者

[著者]
安井美沙子(やすい・みさこ)
マーケティング・コンサルタント。上智大学法学部を経て、ニューヨーク大学ジャーナリズム学部を卒業。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ミスミに勤務後、独立し、民間企業や地方自治体のコンサルティングにあたる。ほかに大阪市役所・市政改革本部調査員、日本都市センター「地域ブランド戦略研究会」委員等を務める。現在は、東京財団のプログラム・オフィサー兼広報ディレクター。