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石油 最後の1バレル

石油 最後の1バレル

  • ¥2,090
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税込

ピーター・ターツァキアン(著), 東方雅美(訳), 渡部典子(訳)

価格 2,090円(税込)
頁数 384頁
判型・製本 四六判 上製
発売日 2006/12/15
ISBN 9784901234962
発行 英治出版

内容紹介

石油、本当はどうなるのか?

やはり枯渇するのか? OPEC、石油資本の思惑は? 代替エネルギーはあるのか? ガソリン価格はどうなる? ブレークポイントは2007年? 水素? 燃料電池? 中国の需要はどこまで増える? 市場はどう反応する? 新ビジネスのチャンス到来? カナダの重要性?

「石油時代の終焉」は、どのように起こり、世界と我々の生活に何をもたらすのか? 多面的視点で問題の核心に迫った衝撃作。


>>各界著名人が推薦「石油時代の終焉」は何を意味するのか?
エネルギー問題の本質と世界の未来を描く

 2006年、世界の石油消費量は1秒あたり1,000バレルにのぼる。中国はじめ新興国の台頭により需要が急増する一方で、地球上の巨大油田はほぼ発見し尽くされており、供給体制に深刻な変化が生じている。原油価格の高騰、各国の思惑が交錯するグローバルな利権抗争の中で、これから何が起こるのか。
 本書は、エネルギー問題が世界と我々の生活に与える影響をクリアーに分析し、来たるべき「ブレークポイント(=石油時代の終焉)」と、それにより生まれる新たなビジネスチャンス、代替エネルギーの可能性、そして世界の未来の姿を鮮やかに描き出す。「前石油時代」以来のエネルギーの歴史から見えてくる問題の本質と、ビジネス、経済、テクノロジー、政治、ライフスタイル等、多角的な視座から示される新時代のビジョンに、我々はどう向き合うか?

目次

序章 変貌する石油
第1章 最後の鯨油ランプに火をともす―争いの幕開け
第2章 33%の優位性―なぜ人類は石油を選んだのか
第3章 車輪がまわらない―石油依存と各国の思惑
第4章 地球の果てへ―変化する経済とライフスタイル
第5章 技術という切符―テクノロジーに何ができるか
第6章 迫り来る足音―ブレークポイントへの対処法
第7章 新たなる黄金の時代―不確実な未来とその可能性

著者

[著者]
ピーター・ターツァキアン(Peter Tertzakian)
エネルギーを専門とする世界有数のプライベート・エクイティ企業、ARCフィナンシャル・コーポレーションのチーフ・エネルギー・エコノミスト。地球物理学、経済学、ファイナンスを学び、起業家精神に溢れるターツァキアンは、現場での石油探査フィールドワーカーからスタートし、国際的に有名なトップランクのアナリストとなった。国際的な企業や組織の経営幹部からも支持されている。世界のエネルギーのトレンドをまとめたARCエネルギーチャートを毎週発行している。

[訳者]
東方雅美(とうほう・まさみ)
慶応義塾大学法学部卒。バブソン大学経営大学院修士課程修了。大手出版社にて雑誌記者として勤務した後、教育関連企業の出版部門にて、経済・経営書の企画・制作に携わる。現在は独立し、書籍の翻訳、編集、執筆、および企画・コンサルティング等を行う。翻訳書に『論理思考力トレーニング 気がつかなかった数字の罠』(中央経済社)、共訳書に『リーダーを育てる会社・つぶす会社』(英治出版)、共著書に『MBAクリティカルシンキング』(ダイヤモンド社)などがある。

渡部典子(わたなべ・のりこ)
お茶の水女子大学卒。アメリカ公立高校で日本語教師を経た後、日本技術貿易に入社。慶應ビジネス・スクールでMBAを取得後、グロービスで研修講師、教材開発、出版事業に従事。現在は独立し、書籍の翻訳、編集、研修講師、出版やマーケティング関係のコンサルティング等を行う。翻訳書『ブランド・ストレッチ』(英治出版)、共著書『新版MBAマネジメント・ブック』(ダイヤモンド社)などがある。